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米国でも急成長しているTikTokは今後、Facebookに匹敵する大手ソーシャルメディアとなり得るのか?

2019.01.30

アメリカではこれまで、数多くのソーシャルアプリケーションが栄枯盛衰を繰り返してきた(Vine、YikYak、Meerkatなどがいい例だ)。

しかし、日本でも若年層を中心に一過性のブームを超えて、既に「一般常識」になっているショート動画アプリ「TikTok」には、強力なオーナー企業と、米国において若者だけでなく年配の世代にも支持される特徴がある。

はたしてTikTokは、Facebookをはじめとする世界的なソーシャルメディア大手に立ち向かえるのだろうか?

アメリカで巻き起こる“TikTok旋風”

ここで改めて、TikTokについておさらいしておこう。

TikTokとは、中国で人気のショート動画アプリDouyin(抖音短視頻)のグローバル版だ。ユーザーは独特な短い自撮り動画をTikTokにアップロードして、フォロワーと共有できる。

両アプリを所有する中国企業ByteDanceは、2017年に米国のショート動画アプリMusical.lyを買収し、2018年8月にはTikTokと統合した。

TikTokは世界各地で急成長を見せているが、とりわけ米国での成長は注目に値する。アプリ利用情報プロバイダーのApptopiaによると、米国におけるTikTokの月間アクティブユーザーオーディエンス数は、合併以後の3カ月で3000万人増え、ダウンロード数は米国で25%、世界で20%増加したという。

看護師、さらには米兵がTikTokグループを作るケースも

また、調査会社App Annieの調査によれば、TikTokは2018年11月の時点で、AppleのApp StoreおよびGoogle Playのソーシャル、コミュニケーション、写真、動画アプリのカテゴリーでダウンロード件数が2番目に多かったという。6月のダウンロード件数は7位だった。

米国内および世界におけるTik Tokアプリランキング(2018年6月~11月)

注:iOSおよびGoogle Playのソーシャル、コミュニケーション、写真、動画アプリカテゴリーでの月間ダウンロード数に基づき、App Annieのプラットフォームにおけるアクティビティを表わしている。より広範囲の業界指標とは異なる可能性がある。

出典:App Annie 2018年12月17日

世界全体で見ると、モバイルアプリ調査会社SensorTowerによれば、TikTokは2018年11月のアプリダウンロード件数で第2位に浮上し、WhatsAppには及ばなかったものの、MessengerやFacebook、Instagramを上回った。

同アプリは10代に受ける要素を持っているが、もっと上の年代の人々にも人気がある。The Washington Postは最近の記事で、看護師や軍人がこのアプリを使い始め、自分たちでTikTokグループを作って動画を共有していることを詳しく伝えている。

TikTokの中国版(Douyin)とは?

中国では、Douyinが大人気だ。中国の英字新聞China Dailyによると、2018年7月の月間アクティブユーザー数は3億人に上り、1日あたりのアクティブユーザーは1億5000万人だという。

親会社のByteDanceには、潤沢な資金と成長を目指す大きな野心がある。Bloombergによれば、10月にソフトバンクをはじめとする投資家が、同社に30億ドル(約3364億円)を出資した。

その後も、ByteDanceはメディアや人工知能(AI)への投資のために10億ドル(約1121億円)を超える金額を集めていると報じられた。

TikTokの広告について

TikTokは米国ではまだ有料広告を掲載していないが、一部のブランドは、インフルエンサーマーケティング戦略や自社で制作した動画の公開にこのアプリを利用してきた。

当面の間、TikTokは有料広告以外の方法で稼いでいる。Sensor Towerによると、ユーザーがアプリ内課金に使う金額は、2017年10月から2018年10月の間で275%増加し、350万ドル(約3億9246万円)に達したという。

ユーザーは絵文字やデジタルギフトを購入してライブストリーミング中にTikTokユーザーと共有できる。

Douyinの方は有料動画広告を掲載しており、それがショート動画アプリの経済的成長の一翼を担っている。iResearch Consulting Groupが発表した予測では、2018年のマーケティングと広告の収入は140億人民元(約2245億円、1/16時点のレート)に達すると推定されている。

中国における2016年~2020年のショート動画プラットフォームのマーケティング収入* (単位は10億人民元、%は成長率を示す)

注:*ショート動画に分類されるプラットフォーム(Douyin、Kualshou、Weishiなど)の売上のみを示す。

出典:iResearch Consulting Group公式ブログ 2018年12月13日

TikTokが成功するかもしれない1つのサインとして、Facebookが最近LassoというTikTokの競合アプリを発表した。

Facebookがこれまで他社の後追いで出したアプリに関して言えば、実績にむらがあるため、Lassoについて深読みしすぎるのは利口とはいえない。だが間違いなく2019年は、TikTokに注目するのが賢明だろう。

出典元:株式会社サイバー・コミュニケーションズ

構成/こじへい

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