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肥満の蔓延が原因!?米国で子宮がんを患う女性が増加、米疾病対策センター調査

2019.01.28

米国人女性で子宮がんが増加、肥満の蔓延が影響か

米国女性の間では近年、緩やかだが着実に子宮がんの症例が増えていることが、米疾病対策センター(CDC)傘下のがん予防管理部門のJane Henley氏らの調査で明らかになった。詳細はCDC発行の「Morbidity and Mortality Weekly Report」2018年12月7日号に掲載された。

調査の結果、子宮がんの罹患率は1999年から2015年には12%増加し、増加率は年間平均で0.7%であることが分かった。このうち68%の症例は子宮体がんを伴っていた。

また、子宮がんによる死亡率も1999年から2016年にかけて21%増加し、増加率は年間平均で1.1%であった。

専門家の一人で米ノースウェル・ヘルス・サウスサイド病院のBenjamin Schwartz氏は、子宮がんが増加している原因の一つとして肥満の蔓延を挙げている。

同氏は「子宮がんは一般に、過体重の女性が閉経後にエストロゲン分泌が過剰になることで生じるとされる。近年、米国人女性の肥満の増加は著しく、子宮がんの罹患率が増加し続けているのも不思議ではない」と話している。

Henley氏らもこの考えに同意しており、「過体重や肥満女性は、適正体重の女性に比べて子宮体がんの罹患リスクが2~4倍である」と指摘している。

Henley氏らの調査では、白人以外の女性で特に子宮がんの増加が著しいことも明らかになった。特に黒人女性の増加率は顕著で、1999年から2016年にかけて子宮がん症例は46%増加し、その増加率は年間平均で2.4%であった。ヒスパニック系の女性も同様に、平均的な女性よりも有意に子宮がん罹患リスクが高かった。

なお、2013~2016年の統計によれば、米国人女性の肥満率は全体で40%だが、黒人女性では56%、ヒスパニック系の女性では49%に上っていた。Henley氏らは「女性が適正体重を維持できるようにサポートすることが、子宮がん予防につながる可能性がある」と述べている。

子宮がん女性の生存率を向上させるには、早期発見も重要だ。子宮がんが他の臓器に転移してから発見される割合は女性全体では8%だが、黒人女性では16%と倍であった。

そのため、子宮がんによる死亡率も女性全体では10万人当たり5人に対し、黒人女性では9人と約2倍であった。こうしたデータについて、Schwartz氏は「子宮がんを治癒するには早期発見が重要であることを明確に示したものだ」と説明している。

CDCによれば、子宮がんの重要な初期症状には「不正出血」が挙げられるという。

不正出血には月経と月経の間にみられる少量の出血や性交後、閉経後の予期しない出血が含まれ、これらの症状は子宮がん症例の10人に9人で認められるという。

研究には関与していない、米レノックス・ヒル病院の産婦人科医であるJennifer Wu氏も「女性は異常な不正出血があったら医師に相談すべきだ」と話している。

また、同氏は、治療の進歩により子宮がんには腹腔鏡手術やロボット手術など侵襲性が低い手術も可能となり、術後の回復も早くなっていると付け加えている。

(参考情報)
Press Release
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/67/wr/mm6748a1.htm?s_cid=mm6748a1_w

構成/編集部

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