ランチやお茶だけでなく、今やサラリーマンが居酒屋感覚で利用することも増えている「ファミリーレストラン」。マイボイスコムは、直近1年で利用したことのあるファミレスや、ファミレス選びの決め手の要因などを昨年11月に調査。10550名の回答から、現代のファミレス利用事情が明らかになった。
利用率の高いファミレス・第一位は「ガスト」!
まずはファミレス利用者が、「直近1年で利用したことがある」と答えたファミレスを調査。

その結果、「ガスト」が59.7%で一番多く、「サイゼリヤ」が41.8%で第二位となった。
この利用率調査で、地域によって親しまれているファミレスにムラがあることも明らかに。例えば「ジョイフル」は、中国・四国・九州のみで見れば利用率一~二位。「びっくりドンキー」は北海道は一位、東北で二位と、北国で親しまれているという結果に。
ファミレス選びの決め手は「価格」と「味」
ファミレスを選ぶ際、重視するポイントも質問したところ、こちらは「価格」と「味」が6~7割と高い割合を占めた。男女別では、女性は特に「アクセスの良さ」「クーポン券・ポイントサービス」「長居しやすさ」を重視して選択しがちという傾向も。
…とはいえ、実際に選ぶ時は「メニュー」と「その日の気分」しだい!

ファミレス選びの際、重視しがちなポイントは先ほどお伝えした通り。しかし実際、利用決定をする際に何が決め手になるかを聞いたところ、こちらは「食べたいメニューがある」が41.1%。続いて26.2%が「その日の気分」という、なんとも納得できるようなできないような結果に!
結局、その日にハンバーグが食べたければあのお店、パスタが食べたければあのお店…と、その日のお腹と気持ちに左右される部分が大きいようだ。
ファミレス利用は徐々に減少気味!?

同社では、過去7回にわたり同様のファミレスに関する調査を実施している。ファミレス利用率について過去の調査と比べてみると、ファミレス利用者(週二回以上~数ヶ月に一回程度利用)は全体の6割強で、過去の調査に比べて減少していることがわかった。
来年は10月から消費税増税も控えており、ますます消費者の「外食離れ」が起きることが予想されている。
店離れを防ぐため、今後ファミレスチェーンが打って出る新たな施策にも注目していきたいところだ。
関連情報/https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=24403
構成/ino