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2019.01.27

「スクランブルスクエア」と「フクラス」が開業!日本一訪れたい街へと変貌する渋谷

再開発によって渋谷駅周辺が長年抱える課題を克服

 来年の7月にはじまる東京五輪に向け、東京都心部では街の再開発が活発化している。中でも注目されているのが、“100年に1度”といわれる大規模再開発の真っただ中にある、渋谷駅周辺エリアだ。

 この渋谷駅周辺の再開発プロジェクトの機運が高まったのは、2013年に開始された東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が決定した2002年にさかのぼる。東京急行電鉄 都市創造本部・浜本理恵さんによれば、東横線渋谷駅の地下化により、長く親しまれた“かまぼこ屋根”の旧駅舎の解体が決まり、駅前に新たな土地がうまれたことが、この一大プロジェクトに踏み出すきっかけとなったという。

 渋谷駅の利用者であればご存知のように、駅周辺の風景は日々大きく変化し続けている。2012年にオープンした「渋谷ヒカリエ」をリーディングプロジェクトに、2017年には「渋谷キャスト」、2018年には「渋谷ストリーム」、「渋谷ブリッジ」が開業。今秋には渋谷駅直上に「渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)」、旧東急プラザを含む渋谷駅西口エリアに「渋谷フクラス」が誕生する。

 再開発の目的は新しい施設をつくることだけではない。世界第2位の乗降客数を誇り、情報文化の発信地と知られる渋谷駅周辺エリアが抱える、いくつかの課題の克服という狙いもある。

「渋谷スクランブルスクエア」の完成予想図。

「築50年を超えた駅周辺施設の老朽化が懸念され、大正時代に現在の場所に建てられた駅施設は移設や増改築により複雑化しています。さらに渋谷特有のスリバチ状の谷地形と、街を東西南北に分断する大きな道路の影響もあり、利用者にとって回遊しづらいことが長年の課題でした」(浜本さん)。

 今回の再開発では、安全で回遊性の高い街を目指して、駅構内の動線を大きく改良。地下やデッキから人々を地上へと誘導する縦軸空間「アーバン・コア」や歩行者デッキを整備。エレベーターとエスカレーターを効率良く配置して、谷地に建つ施設の縦移動の利便性を大幅に高めている。「渋谷フクラス」、「渋谷スクランブルスクエア」、「渋谷ヒカリエ」と駅もデッキでつながり、スムーズに横移動もできるようになる。

 また、ハイグレードオフィスの不足も大きな懸案事項のひとつだ。もともと渋谷という街はIT企業やクリエイティブ・コンテンツ企業に人気のエリアだが、オフィス床不足によって、多くの成長企業が他の地区に移転している。このプロジェクトでは、オフィス床も拡充され、オフィスの総賃貸面積は東京ドーム約6個分にあたる、約8.2万坪が新たに創出。今年「渋谷ストリーム」にグーグル合同会社の本社機能が移転するなど、ビジネス拠点としても復活を遂げている。

渋谷の観光名所としても機能する「渋谷スクランブルスクエア」

右:渋谷スクランブルスクエア 管理部・上田佑斗さん
左:渋谷スクランブルスクエア 管理部・山中莉奈さん

 2019年度トピックスは、渋谷の新ランドマークとなる地上47階建の「渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)」だ。地下2階~地上14階は都市型商業施設、17階~45階には渋谷最大級の広さを誇るハイグレードオフィスを設置。すでに、サイバーエージェントやミクシーの入居が決定している。

「床面積は基準階で最大約870坪となり、全フロアから都心の眺望を堪能できます。各フロアを内部階段でつなぐことができるなどコミュニケーションがとりやすい設計も取り入れています」(上田さん)

 一般利用者にとって最大の魅力が、14階、45階、46階、屋上からなる展望施設「渋谷スカイ」だ。超高層ビルの屋上展望施設としては日本最大級の規模を誇り、地上約230メートルからの眺望と開放感には圧倒される。世界的に有名な渋谷スクランブル交差点や富士山、東京スカイツリー®などを360度一望できるパノラマビューを実現し、渋谷の観光拠点としての役割も担っている。また、商業施設では大人がゆったり時間を過ごせるショップやレストランも充実させることで、幅広い世代が時代の〝最旬〟を楽しめる空間となり、インバウンドはもちろん、〝昔は渋谷でよく遊んだ〟という人々の渋谷回帰も図る。

「施設のネーミングには人や情報が混じり合う場所となり、そこからさまざまなムーブメントを発信できるステージとして機能させたいという思いも込められています。駅の中心部ということもあり、より多くのにぎわいをつくり出していきたいと考えています」(山中さん)

周辺エリアとの連携で働く・遊ぶ・暮らすをひとつに融合

東京急行電鉄 都市創造本部 渋谷戦略事業部
事業統括部 まちづくり推進課 浜本理恵さん

 渋谷駅周辺の再開発は、8つのプロジェクトからなり、今年「渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)」が開業し「渋谷フクラス」「渋谷ソラスタ」が竣工すると、残るは、2023年度竣工予定の渋谷駅桜丘口地区と2027年度に開業予定の「渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)」の2つとなる。

 こうした駅周辺の再開発に加え、原宿、青山、表参道、恵比寿、代官山など、渋谷駅から2.5km圏内のエリアを広域渋谷圏としてとらえ、働く、遊ぶ、暮らすをひとつにした「面」としての街づくりも進めている。

「まちのイベントへの協力や、劇場や広場、ホールといったスペースの拡充を通じて、渋谷の情報発信、文化発信にも力をいれ〝日本一訪れたい街〟にしていきたいですね」(浜本さん)

 渋谷の再開発は駅周辺のエリアでも進み、今秋には公園通りのランドマーク新生「渋谷PARCO」が開業し、今年度中には渋谷のオアシスといわれる宮下公園もリニューアル。

 渋谷の文化を受け継ぎながら変わる、新しい渋谷に期待しよう。

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