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「マニアック」「オタク的」はもう古い? 調査で明らかになった新世代のゲーマー像

2019.01.20

昨今、世界中で話題となっているVRやeスポーツといった、いわゆるゲームの枠にとどまらない新たな“エンタテイメント”の隆盛により、旧来のゲーム市場は過渡期を迎えている。

そんな中、「ゲーマー像」も既存のイメージと乖離したものになりつつあることが、ゲームエイジ総研が実施したアンケート調査によって明らかになった。

77%が「日頃ゲームをプレイしている」

まず、10代~40代の男女2000人を対象にしたアンケート調査において、約77%が「日頃、何らかのゲームをプレイすることがある」と回答したことに注目。

男女比は54:46と大差は無く、性別を問わず、多くの人が手軽にゲームをプレイしているという実態が見てとれる。

世代別に見ると、10代では91.4%、20代では84.8%、30代では74.1%、40代では65.5%が「日頃、何らかのゲームをプレイすることがある」と答えており、若年でよりその傾向が強いことが分かる。【グラフ1-①、②】

10代では9割以上、20代では8割以上が日頃ゲームをしていることから、若年層ではもはや『ゲーマー』という既存の括りが意味をなしていないともいえるのではないだろうか。

ファミコン世代/スマホ・SNS世代で異なるゲーム観

次に、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン(その他タブレット含む)でゲームをプレイしたことがある「スマホゲーマー」は全体の66.3%。また、App storeやGoogle Playでアプリゲームをダウンロードしてプレイする「アプリゲーム」の利用は59.6%を占めている。

常に持ち歩くというスマートフォンの携帯性と、暇つぶし程度のものから本格RPGまで多数の幅広いコンテンツがあるアプリゲームのエンタメ性が融合した「スマートフォンでゲームを楽しむ」という文化は、既に日常に定着しつつあるようだ。

一方で、アプリゲームは若年層では多い傾向にあるものの(10代:回答者全体比+5.5ポイント、20代:回答者全体比+7.4ポイント)、30代以上ではアプリゲームに加えて「据置型/携帯型家庭用ゲーム機」のプレイも多く(30代:回答者全体比+13.3ポイント、40代:回答者全体比+12.3ポイント)、ミレニアル世代といわゆるファミコン世代とのギャップが如実に感じられる結果となった。

“マニアック”“オタク的”ではない、新世代のゲーマーたち

もう一つ注目したいのが、回答者全体の約8%が「自分はゲーマーだ」と回答している点。

この『自称ゲーマー』は、男女比71:29と圧倒的に男性の方が多く、年代別では10代が39.4%と最も多くなっている。“マニアック”“オタク的”などとイメージされがちな『ゲーマー』だが、実際のところ、どのような人なのかを探ってみたいと思う。

まず、『自称ゲーマー』の中で、「新しいモノやコトは自分から情報収集するほうだ」と回答した人は78.8%であり、回答者全体を20ポイント以上も上回っている。その他、「自分が夢中なモノ・コトに関してお金は惜しまない」75.6%(回答者全体比+18.8ポイント)、「どんな時でも自分の個性を表現するようにしている」62.5%(回答者全体比+15.8ポイント)、「年齢や性別が違うが、共通の趣味や話題で繋がっている友人がいる」65.6%(回答者全体比+15.1ポイント)などの回答が多く見られた。【グラフ2】

また、いわゆる自分に対するイメージ=“自分像”として、「楽しい」と回答した人は50.6%(回答者全体より+15.9%)、「キャラの立つ」と回答した人は24.4%(回答者全体より+13.2%)という結果に。

日頃関心があるものとして、ゲームコンテンツと関連の深い「アニメ・コミック」が66.3%(回答者全体より+35.9%)と最も高いものの、注目すべきは「音楽」59.4%(回答者全体より+20.1%)や「デジタル機器」が37.5%(回答者全体より+20.8%)への関心が高いこと。決してゲーム以外に関心がないわけではなく、最新のガジェットや、音楽コンテンツに対して大きな興味を寄せていることが見てとれる。【グラフ3】

また、情報源として「動画サイト(YouTube ・ニコニコ動画など)」を積極的に活用していることも特徴的。『自称ゲーマー』の63.1%が情報源として動画サイトを利用しており、回答者全体を33.8%も上回っている。「Twitter」も51.9%(回答者全体より+21.1%)が情報源として利用しているようだ。

これらの結果から、『自称ゲーマー』の人物像として、「インドアでオタク的なゲーマー」のイメージとは対照的に、流行に敏感で人付き合いにも前向き、明るく自分の願望に正直な現代の若者像が浮かび上がってくる。『自称ゲーマー』ではあるものの、ゲームだけで満足しているわけではなく、SNSやWebを活用し、自己表現やコミュニケーション、情報収集などを上手に行い、自分の楽しみにはとことんお金を使う“イマドキの若者像”であることは、面白い結果といえよう。

“マニアックでオタク的”なイメージとはかけ離れている現代の『ゲーマー』は、様々な市場の中で、情報発信者としても、顧客としても見過ごせない層なのではないだろうか。

出典元:株式会社ゲームエイジ総研

構成/こじへい

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