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2019.01.20

高血圧患者は歯周病に注意が必要、伊ラクイラ大学研究

高血圧患者は歯周病に注意? 血圧コントロールに悪影響か

歯周病があると高血圧患者の血圧コントロールに悪影響を与える可能性があることが、ラクイラ大学(イタリア)のDavide Pietropaoli氏らによる新たな研究から示唆された。

詳細は「Hypertension」2018年10月22日オンライン版に掲載された。

今回の研究では、2009~2014年の米国国民健康栄養調査(NHANES)データを用いて、30歳以上の高血圧患者3,600人以上の医療記録と歯科治療の記録を後ろ向きに分析し、歯周病が血圧コントロールに及ぼす影響について検討した。

その結果、降圧治療を受けている高血圧患者では、歯周病がある場合には、歯周病がない場合に比べて収縮期血圧の平均値が2.3~3.0mmHg程度高いことが分かった。

また、歯周病があると降圧薬が効きにくく、歯周組織の健康状態が良好だった人に比べて降圧目標を達成できる確率が20%低いことも明らかになった。

同大学の口腔外科医であるPietropaoli氏は「内科医は、特に高血圧患者では口腔衛生に十分に配慮し、歯周病の徴候が見られたら積極的に歯科治療を勧める必要がある。

一方、歯科医師は口腔衛生が健康全般にとって重要な要素であることを念頭に置くべきだ」と述べている。

今回の研究結果は、これらの因果関係を裏付けるものではないが、Pietropaoli氏らは「歯周病がある人には綿密な血圧モニタリングが必要であり、高血圧患者では定期的な歯科ケアが血圧コントロールに有益なことが示唆される」と指摘している。

また、同氏は高血圧患者において適切な口腔ケアを行うことは、減塩や定期的な運動、体重管理などの血圧コントロールに有用な生活習慣への介入と同程度に重要だと付け加えている。

世界では、25歳以上の人口の約40%が高血圧患者だとされている。

高血圧は未治療のまま放置すると心筋梗塞や脳卒中、心不全、腎不全に至るため適切な治療を行うことが肝要となる。

なお、歯肉の赤みや腫れ、圧痛、歯みがきやフロスを使用した際に出血がみられる場合は歯周病のサインであるため注意が必要である。

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/HYPERTENSIONAHA.118.11528

構成/編集部

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