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2019.01.20

【Re:Start】お客様の幸せの瞬間に立ち会える最高の仕事。回り道はしたけど今は幸せです

前編はこちら

人は誰しも壁にぶつかり思い悩むものだが、自らの夢は誰に肩代わりしてもらうわけにいかない。

訳ありの事情を背負った若者が、ぼんやりとでも目標を見定め歩き出し、徐々に自らの道を自覚していく。「Re:start」ではそんな若者を紹介する。自ら選んだ就活の方法で、正社員として社会に踏み出し、自分の手で何かを見出した若者の人生にうなずき、静かに拍手を贈る企画である。

https://dime.jp/st/restart/

シリーズ第5回はモリノブライズ株式会社 ウェディングパートナー課 営業渉外 岸宏通さん(23)。入社は2018年7月。1950年創業の横浜市に本社を置くモリノブライズは、婚礼レンタル衣装事業をはじめ、ウェディングドレスの販売、ブライダル衣装の着付け及びメイクアップの技術指導、写真撮影等の事業を行なっている。

学生時代はアカペラ部とアルバイトに一生懸命だった岸さん。家庭の事情で大学4年の後期の授業料が払えず中退を決意。彼にとって就職活動は文字通りの「Re:start」であった。

やりたいことって何かやっているうちに見つかるものだ

正社員になりたいという強い思いがありました。ネットで『大学中退者の就職支援をします』と、大きく掲げている就職支援のジェイックという会社を見つけまして。ジェイックの横浜支店に電話をして、オフィスを訪ねたんです。「7日間の営業カレッジ(現・就職カレッジ)を受けてから、集団面接に進みます」と、個別のカウンセリングでレクチャーを受けました。

印象に残っているのは、初めてジェイックのオフィスを訪れた時に、隣り合わせたスーツ姿の男性です。転職を希望していた彼の話は今も心に残っています。

「キミ、何才?」

「22才です」

「そうか、僕は27才だから、これが最後のチャンスだと思っているんだ」

男性は一呼吸置いた後、「いろんな道を探してもいいと思うな。自分のやりたいことってさ、何かをやっているうちに見つかるもんだと思うよ」と。

広告業界を志望していましたが、その職種は少ないとジェイックのスタッフから告げられ、ちょっと気落ちしていた僕は、彼のアドバイスに勇気付けられました。

アルバイトを休み、臨んだ営業カレッジ(現・就職カレッジ)では、企業を訪問してアンケートに答えてもらう実習の準備段階で、講師に叱責されたことを覚えています。僕たちのグループは、アンケートの内容を決めるのに時間がかかって、講師が指定した提出時間を過ぎてしまった。

「なんで時間が守れないの? 納期に間に合わないと分かった時点で連絡をしないと。ホウ・レン・ソウは社会人の基本でしょう!」

ちょっと遅れたぐらいいいじゃないかと思いましたが、会社に入って講師の叱責の意味を実感しましたね。時間に対する重要性がどれほどのものか、今の上司からは「タイム・イズ・マネーではなく、タイム・イズ・ライフ、時間は命です。決められた納期を1分でも過ぎたら、キミは相手の時間を1分奪ったことになるんだよ」と、厳しく言われています。

誰かが幸せになる瞬間に立ち会えること

飛び込みで企業を訪問し、みんなが集めたアンケートの回答を集計し発表する。そんな実習で、1人で100名分を目標に企業を回りましが、「忙しい」と断られるケースがほとんど。

グループ5人とは、LINEで連絡を取り合いました。僕はアンケートの回収が遅かったのですが、早く終わったメンバーが「私、手伝います」と、助けてくれたんです。「この会社、答えてくれるよ」「あそこの会社も大丈夫」、仲間が訪問先の会社を見つけてくれて。学生時代のサークル活動以来、久々にグループで目標を達成する喜びを感じました。

ジェイックの横浜支店で行われた集団面接には、20社以上の企業の社長や採用担当者が集まり、2日間に分けて全社と面接をして。その時点で6社からオファーをもらったんです。ところが個別に6社をそれぞれ回り、本格的な面接を受けると、4社落とされてしまった。

何がダメだったのか。面接では「学生時代は一生懸命にアカペラをやって、アルバイトも頑張って。大学中退で立ち止まらず、この先の人生を明るくしたい」みたいなことをアピールしたのですが、自分を押しすぎたかもしれません。自己PRだけでなく自分の欠点も伝え、どうしたらそれを改善できるか、素直に話ができていれば、結果は違ったのかもしれない。

モリノブライズの面接では、経歴についてほとんど聞かれず日常的な質問でばかりで。「ユニクロでアルバイトをいていたんですね。うちも衣装を扱っていますから、アパレル業という面もあるんですよ」とか。ただ最後に聞かれたことが印象深かった。

「結婚式は一生に一回のセレモニーです。その分、責任は重くのしかかってきます。あなたはそれにどう向き合いますか」そんな問いに、「誰かが幸せになる瞬間に立ち会えるのは、僕にとって幸せなことです」と、応えました。

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