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2019.01.14

サウナ利用で心疾患による死亡リスク低減、フィンランド研究機関

サウナで心疾患による死亡リスク減、フィンランドの研究

サウナを利用すると、心疾患で死亡するリスクが低減する可能性があることが、サウナ発祥の地であるフィンランドの研究で明らかになった。

サウナを週に4~7回利用すると最も効果が高かったという。研究の詳細は「BMC Medicine」2018年11月28日オンライン版に掲載された。

この研究は、東フィンランド大学のJari Laukkanen氏らが実施したもの。フィンランドの男女1,688人(平均年齢63歳、女性51.4%)を対象に、サウナの利用頻度を尋ね、心血管疾患による死亡との関連を調べた。参加者のデータは1998~2015年に収集し、中央値で15年間追跡した。

その結果、サウナの利用頻度が高いほど心臓の健康に良い影響を及ぼすことが分かった。追跡期間中の心疾患による死亡率は、サウナを週に1回利用する人に比べて、週に2~3回利用する人では29%、週に4~7回利用する人では70%低下していた。

Laukkanen氏によれば、この研究は因果関係を証明するものではなく、サウナを利用した人は既に心臓に良い生活習慣を実践していた可能性も否定できないという。

しかし、同氏らの研究グループはこれまでに、サウナの利用頻度と血圧の低さに関連がみられることを報告している。また、サウナを利用すると低~中強度の運動をしたのと同じくらい心拍数が上昇することも分かっている。

専門家の一人で米ロング・アイランド・ジューイッシュ医療センターのCindy Grines氏は、サウナによる健康効果の可能性は認めているが、「米国ではフィンランドとは状況がやや異なる」と指摘する。同氏によれば、米国ではサウナを週に4~7回も利用するのは現実的に難しいという。

また、同氏は「今回の研究では乾式サウナを用いていたが、蒸し風呂や温水浴槽でも同様の結果が得られるかは明らかになっていない」と述べている。Laukkanen氏らも、研究データはフィンランドの一部地域から得たもので、他の集団には当てはまらない可能性もあることを認めている。

この研究に関与していない、米ロング・アイランド・ジューイッシュ・バレーストリーム病院のDavid Friedman氏は「今回の研究から結論を出すのは難しい」としながらも、「サウナの利用は食事や運動と同様に、心臓の健康に有益な可能性が示唆された」と述べている。

一方、同じく専門家の米レノックス・ヒル病院のSatjit Bhusri氏は「サウナが運動の代わりになるとは考えない方がよい」と強調。「この結果は、運動をせずに1日スパで過ごすのが心臓の健康に良いということを意味するものではない」と付け加えている。

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://bmcmedicine.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12916-018-1198-0

構成/編集部

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