電源への接続や配線の方法、記録メディアの使い方に注意
最近ではドラレコをネットで購入し、自ら取り付ける人も少なくない。取り付け方のポイントをカーAV評論家の会田 肇さんは次のように解説する。
「まず注意したいのは、個人で設置する場合に多いシガーソケットからの電源供給。不意にコネクターが外れて、撮れていなかったケースもあります。そんな状況を防ぐためにも、バッテリーから直で供給する〝バッ直〟が安心です。それと、助手席エアバッグやサイドカーテンエアバッグの位置を避けて配線しましょう。事故から身を護るエアバッグの動作を阻害してしまいかねないからです。また使用する記録メディアにも気を配りましょう。車内温度の上昇などに対応する、耐熱仕様のSDカードを選ぶと安心です。
ちなみに最近ではスマホをナビ代わりに使う人も多いですが、運転に不慣れな人は車載ナビの使用をおすすめします。例えば、雪道を走行中に停止線などの表示が積雪で見えなくなっても、カーナビならきちんと確認できるからです。ドラレコがあれば安心というわけではなく、事故に遭遇するリスク自体を減らしましょう」
配線する際にはエアバッグの位置に注意!
車種によってはサイドカーテンエアバッグの位置がわかるようになっている。そこを避けるようにして配線するのが理想的。
耐寒耐熱の記録メディアで撮り逃さない!
繰り返しの書き換えや連続撮影に強くドラレコに最適な「pSLC」採用のmicroSDHCカード。耐温度は-25~+85℃で、車内が極度の状況に陥っても対応できる。
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カーAV評論家 会田 肇さん
自動車雑誌編集者を経て、自動運転などITS関連を中心にレポート活動を行なう。カーナビについては黎明期から関わり、自動車関連メディアや一般誌にも多数執筆。
取材・文/常國伸太郎(アレーワークス)