人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2019.01.08

中島離脱で乾を抜擢!香川も含めた熾烈な10番争いが日本を強くする

 新エースナンバー10・中島翔哉(ポルティモネンセ)のお披露目の大会になると見られていた2019年アジアカップ(UAE)。ところが、9日の初戦・トルクメニスタン戦を4日後に控えたタイミングで、彼の右ふくはらぎ負傷が判明。大会不参加が決定した。

 2日のポルトガルリーグ1部・ベンフィカ戦で痛めたもので、本人にとっては不本意な結果となった。「新ビッグ3」と称される一角が崩れ、南野拓実(ザルツブルク)も「翔哉にしかできないプレーはある」と残念そうにコメントした。8年ぶりのアジア制覇を目指す日本代表にとっても痛手なのは確かだ。

新10番乾に期待するもの

 その10番を引き継ぐことになったのが、森保一監督率いる新生ジャパン発足後、初招集となる乾貴士(ベティス)。半年前の2018年ロシアワールドカップでセネガル戦(エカテリンブルク)とベルギー戦(ロストフ)で2ゴールを挙げているテクニシャンの復帰は選手たちにとっても心強い。ロシア組の盟友・原口元気(ハノーファー)も「翔哉の代わりに乾君っていうのはまたすごいこと」と目を輝かせ、長友佑都(ガラタサライ)も「乾が追加招集された時、ワールドカップメンバーがザワつきましたもん。『あいつ、来るか』とね」と笑顔でコメントしていた。それだけ期待が大きい存在なのは間違いない。

 その本人は新天地に赴いた今季、リーグ8試合出場(うち先発5試合)にとどまっていて、ロシアの時のようなキレと決定力を発揮できるかどうか分からない部分がある。とはいえ、エースナンバー10が活躍しなければ、日本がアジアの頂点に立てないということは、過去の優勝時にも証明されている。「俺は10番が好きじゃない」という発言をしたこともある乾だが、気持ちは今も変わっていないという。それでもその責務をキッチリと果たす必要はあるのだ。

アジアカップを戦った日本の歴代10番は?

 日本がアジアカップで優勝したのは、92年広島、2000年レバノン、2004年中国、2011年カタールの4回。それぞれの10番はラモス瑠偉(ビーチサッカー日本代表監督)、名波浩(磐田監督)、中村俊輔(磐田)、香川真司(ドルトムント)というそうそうたる顔ぶれだった。

 森保監督とともにピッチに立ったラモスは高度な技術を闘争心溢れるメンタリティを前面に押し出し、日本攻撃陣を力強くけん引していた。MVPこそカズ(三浦知良=横浜FC)に譲ったが、存在感は絶大だった。

 一方。名波と中村俊輔はMVPに輝いた通り、チームを勝たせる明確な仕事を果たした。ボランチに入っていた名波は左サイドの中村俊輔、左DFの服部年宏(磐田強化部長)とともに「左のトライアングル」を形成。巧みなゲームメークとリズムの変化で攻撃陣のスイッチを入れ、ゲームをコントロールした。ポジションチェンジも自由自在に行い、規律通りに動くことを求めたフィリップ・トルシエ監督をも納得させるだけの絶対的司令塔に君臨していた。

 2004年の中村俊輔も初戦・オマーン戦(重慶)の決勝点を皮切りに、苦しいスタートを強いられたチームをプレーで鼓舞。徐々に調子を上げてきた玉田圭司(長崎)や鈴木隆行(解説者)らアタッカー陣に最高のパスを供給し続け、左足の精度の高いFKでも相手を脅かした。この男がいなかったら、反日ムード一色だった難しい大会を制することはできなかっただろう。

 もう1人の香川は、ご存じの通り、2018年ロシアワールドカップまで足掛け8年間10番を背負い続けた。その初舞台となったのが2011年アジアカップだ。「点を取れてゲームメークもできる新たな10番像を築きたい」と語り、意気揚々と挑んだカタールで、彼は序盤こそ新エースナンバー10の重圧に苦しんだ。が、準々決勝・カタール戦での2ゴールを含む圧倒的なパフォーマンスは見る者の度肝を抜いた。当時の香川はボルシア・ドルトムント移籍1年目で、シーズン前半戦だけでリーグ8得点。ブンデスリーガMF分部門最多ゴールを記録するほど乗りに乗っていた。その底力がこの一戦に凝縮されていたとっても過言ではない。続く準決勝・韓国戦で彼は右足第5中足骨骨折という重傷を負い、決勝・オーストラリア戦に出場できなかったが、それを差し引いても10番の価値を十分に示した。そこは長友ら当時のメンバーも大いに認めている点だろう。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年3月15日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「超望遠8倍スマホズームレンズ」! 特集は「春の新製品ベストバイ」「超進化形スーツ」 etc.

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。