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2019.02.06

東京五輪に向けてお金、街、人が変わる2019年を読み解く3つのキーワード

2020年は国の威信をかけた年。その〝準備期間〟となる2019年。3つのキーワードを軸に、私たちの環境がどう変わリ、それにどう適応すべきなのか、そのヒントを探った。

3つのキーワードで大きな変化が起こる年

 2019年の注目キーワードは「キャッシュレス」「都心集中」「AI学習」だと、みずほ総合研究所の岡田豊さんは言う。それは、どういうことなのか? 

「欧米と中国では、約4〜6割とキャッシュレス化がかなり進んでいます。当然、それら決済のビッグデータは米国発の巨大IT企業がうまくビジネスに生かす一方、欧州のように個人情報保護と利活用を狙った情報銀行設立の動きがありますが、日本は明らかに遅れています。そのため政府は2019年10月の消費税増税をきっかけに、キャッシュレス化を推し進めたい考え。特に現金残高100兆円のうち半分近くを抱えるシニア層に、クレカやスマホ決済を広めたいと考えています。キャッシュレス決済なら5%のポイントを還元するという計画が検討されているのはそのためです。ただ長年、現金主義だった世代なので、実現するかどうかは微妙ですね」(岡田さん)

 そんな中、日本のコンビニ各社は、無人コンビニや無人レジ、手ぶら決済などの新サービスを提供する企業とタッグ組み、実証実験を進めている。

訪日外国人4000万人のロードマップ 

訪日外国人4000万人のロードマップ

日本は観光立国として、現在3000万人の訪日外国人を2020年には4000万人、2030年には6000万人にすることを目指す。

プレ2020「アメリカで展開している無人レジのスーパー『Amazon Go』が日本でサービスを開始するという噂もあります。その場合、どのコンビニ、ドラッグストアをパートナーにするかが注目されるでしょう。相手によってはかなりインパクトのある話題になりますね」(岡田さん)

 東京ではホテルを含む建設ラッシュが加速。その多くが〝職住近接〟を意識したコンセプト。

「品川や晴海が、その代表格ですね。外資系の高級ホテルや民泊施設、さらにカプセルホテルなどの簡易宿所も増えているので、2020年の訪日外国人の目標4000万人はカバーできそうです」

 教育面では、2020年度から小学校で英語が必修となる。「近年、音声翻訳機の進化が著しく、言語のバリアフリー化が進んでいます。そんな中、社会に求められる英語力も今後変わりそうです。その変化に合わせた実用的な英語学習が必要になると思います」(岡田さん)

 お金、街、人が変わる2019年。東京五輪に向けて、日本がどう変化していくのか楽しみだ。

2019年11月完成予定の新国立競技場2019年11月完成予定の新国立競技場(写真上)。東京五輪マスコットとして「ミライトワ」(写真右)がデビューした。

『Amazon Go』アメリカのシアトルにオープンしたレジのない無人スーパー『Amazon Go』。入り口の改札で個人認証し、紐付けたクレカなどで決済を行なう。

「HARUMI FLAG」東京五輪の選手村になる「HARUMI FLAG」。大会後は賃貸・分譲住宅に改修され、店舗や小・中学校もできる予定。

みずほ総研 主任研究員 岡田 豊さんみずほ総研 主任研究員 岡田 豊さん
1967年生まれ。慶應義塾大学卒業後、みずほ総合研究所の前身である富士総合研究所に入社。地域政策、地域活性化などを研究する。

取材・文/綿谷禎子
写真/西村尚己/アフロスポーツ、望月 仁/アフロ、Splash/アフロ、Shutterstock/アフロ

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