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【2018年の時の人】スーパーボランティア・尾畠春夫さんに学ぶ信念ある生き方とは

2018.12.30

2018年8月、山口県周防大島町で行方不明だった2歳の男の子を発見し、一躍大注目を集めた尾畠春夫さん。それからも尾畠さんの人間力あふれる発言と行動が話題になり、やがてこう呼ばれるようになった。

「スーパーボランティア」

パワハラやモラハラが社会問題になり、SNSでは有名人や一般人など関係なく毎日誰かが炎上し、メディアは暗いニュースを伝える。そんな世知辛い現代に突如現れた人格者。2018年の夏の終わりごろからメディアがこぞって尾畠さんを取材した。

全国の被災地に姿を現す尾畠さん。ボランティア仲間では以前から有名な存在だったという。しかし彼は決して余裕のある生活をしているわけではない。月6万円にも満たない年金の中からボランティア費用を捻出し、10年以上走り続ける愛車に乗って被災地へ出かける。被災先ではレトルトご飯やインスタントラーメンなどを食べて過ごす。それでも被災者たちには率先して笑顔でコミュニケーションをとり、ボランティアに従事する。とても御年78歳を過ぎた人の行動とは思えない。

2歳の男の子を救出したことを称え、大分県日出町から功労者表彰された際も、「今まで通り、変わらずボランティアを続けていくだけ」という言葉を残した。その年に最も話題になった言葉を選ぶ「流行語大賞」にも選ばれたようだが、授賞式に顔を見せなかった。男気とは彼のためにある言葉なのか。

なぜこのような生き方ができるのだろう。それは幼少期の体験にありそうだ。小学校5年生ですぐに農家へ奉公に出され、学校にも行かず農作業に勤しんだ。このとき親を恨んだようだが、いつしか腹をくくって「やってやろうじゃないか」と心を入れ替えて働いたという。

過酷な体験に腐ることなく根性を見せて生きる姿は、とても現代人では考えられない。尾畠さんが好きな言葉があるという。

「かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め」

受けた恩はお返しするのが当たり前。それが仁義だ。そう語る尾畠さんの粋な人柄は、彼を知った人々の心に強烈な印象を残した。

おそらく尾畠さんは2019年もボランティアに勤しむだろう。だから私たちも思い出したい。2019年どんなことが起きたとしても、人の生きる道を貫いた彼のように正しい道を選びたい。

「刻石流水」。我が人生を真っすぐ進むためにも、2018年に突如現れたスーパーボランティアの姿を心に刻みたいところだ。

文=いのうえゆきひろ

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