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30年前に話題になった米国発の「フリッパー族」って何?

2019.01.03

【プレーバック 平成元年】フリッパー問題って何?

 平成最後の年末・年始です。流行語大賞にはノミネートされませんでしたが、「平成最後の」はわりとメディアで使われた言葉じゃないでしょうか。というわけで、今から30年前の昭和63年、平成元年を「DIME」のバックナンバーで振り返ってみます。

“テレビ離れ”が言われて久しいですが、30年前にテレビ関係者の間で問題になっていたのは、「フリッパー」です。小沢健二と小山田圭吾は関係ないですよ。テレビのチャンネルを頻繁に変えることで、CMを見ない人たちを、フリッパーと呼んでいたのです。

 米国から始まったフリッパーと、その対策について書かれた記事を見ていきましょう(平成元年7月20日号より)。

 まず、フリッパーも3つのタイプに分けられるといいます。

●ひまつぶしTV視聴者(全体の34%)

 何もやることがないから、とりあえずテレビでも見るかという視聴者。
中年サラリーマンなど男性が多く、CMタイムにチャンネルを替えるライトフリッパー。面白くないとテレビを消してしまう。

●テレビつけっぱなし視聴者(全体の26%)

 部屋にいるときはテレビが付いていないと落ち着かないタイプ。20台前半の女性に多く、2つ以上の番組を平行しながら見る。

●ヘビー・フリッパー(全体の8%)

 テレビを見るときはリモコンを握りっぱなし、雑誌をパラパラめくるようにチャンネルを替えるタイプ。タイプ10代に多く、もっと面白い番組、刺激のある番組を求めている。

 残りの32%は、昔ながらの「伝統的視聴者」で、楽しみにしている番組をじっくりと腰を据えてみる人たちで、50代以上に多い(今では80代以上ですね)。

 フリッパーがなぜ問題になったかというと、もちろん、テレビ局の収入源であるCMが見てもらえないからです。

 記事では、フリッパー現象が先行していた米国での対策を紹介。スポーツ中継ではCM中も画面の端に中継を表示させ、チャンネルが替えられるのを防いだり、バラエティ番組の中で、それとなくCMを織り込んだり。これらは日本のテレビ番組でも見られるようになりました。

 そして、<質の高い番組、質の高いCMがフリッパー対応の一番の方法です>と、マーケット分析やターゲットごとの効果的な商品アピールの必要性にも触れています。この時代、単なる商品紹介ではない、おもしろCMが増えていましたが、その背景にはCMスキップのフリッパーの存在があったのでしょう。

文/小口覺

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