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長く見つめていても好きとは限らない!?複雑怪奇な意思決定の仕組み

2019.01.06

脳の構造の違いで意思決定が異なる

 人それぞれ好みや価値観が異なるので、意思決定にも違いが出てきても当然だと言えるが、最近の研究では脳の構造の違いが意思決定の違いを生み出しているという。

 米・イリノイ大学の研究チームが2018年6月に脳神経科学系ジャーナル「Human Brain Mapping」で発表した研究では、304人の健康な成人を対象に脳活動をモニターするfMRIと、偏見のない意思決定の能力を測るテストを使って、脳の構造と意思決定の能力を探っている。

「Adult Decision-Making Competence」と呼ばれる意思決定の能力を測るテストでは、意思決定能力を6つの側面から評価し、よりバイアスの少ない正確な意思決定能力が測定できるということだ。

Future Science」より

 テストを受けてもらう一方で、参加者はfMRIで脳の機能結合性(functional brain connectivity)がそれぞれ調べられた。機能結合性とは脳神経細胞の繋がりがどれほど密接であるのかを示す指標である。脳の各領域だけに留まらず、研究チームは脳全体の神経回路の“地図”である脳コネクトーム(brain connectome)の活動も検分している。

 脳のデータとテストの回答を分析したところ、研究チームは脳の特定の領域の機能結合性が、各種の意思決定に結びついていることが発見された。例えば、前頭頭頂ネットワーク(fronto-parietal network)は実行機能を制御し、腹側注意ネットワーク(ventral attention network)は注意力を担い、大脳辺縁ネットワーク(limbic network)は感情的および社会的な対人交流活動の処理に関わっている。

 そしてこうした脳の各領域の機能結合性の度合いが高い脳の持ち主は、それに応じた意思決定の能力が高かったのである。総じて脳の機能結合性の度合いが高ければ、優れた意思決定能力を持つことになる。人によって意思決定が違うのはその人の脳の違いにあるということになりそうだ。

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