人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

長く見つめていても好きとは限らない!?複雑怪奇な意思決定の仕組み

2019.01.06

 あれかこれか……日々の生活は選択の連続だが、我々が選択の対象を見る目はなかなか一筋縄ではいかないようだ。我々はより長く見つめていたオプションを選ぶとは限らないことが最新の研究で報告されている。

眺める時間に関係なく“注視”した対象を選ぶ

 数々の選択において基本的に我々は好きなもの、自分にとって得になるほうを選んでいるのだが、問題なのはどちらも甲乙つけ難いケースである。

 オハイオ州立大学の研究チームが2018年12月に「Psychological Science」で発表した研究では、アイトラッキング技術を駆使した6つの実験を詳しく分析して目の動きと意思決定の関係を探っている。

 実験の1つでは、参加者はアイトラッキング機器を装着した状態で100以上もの食品画像からPCディスプレイ上に表示された2つの画像のどちらか好きなほうを選ぶように求められた。参加者の視線の動きはもちろん判断を行なう前から追跡された。

The Ohio State University」より

 収集した実験データを分析したとろ、研究チームは食品画像を見ている時間は実際の意思決定に関係がないことを突き止めた。我々は長く見つめた対象を高く評価するわけではないということになる。

 では視線の動きは意思決定に関係ないのかといえばそうではなく、意思決定を予測できるのは“注視”の度合いであるという。最新のアイトラッキング技術は視線の動きをハイスピードで追うことによって、漠然と全体を見ている状態やじっくりと注視している状態なども判別できるようになっている。そして我々はより注視したほうのオプションを選ぶ可能性が高くなるということだ。

 この研究結果はマーケティングの分野への助言になるだろう。つまりCMなどで人々に“注視”させることがいかに重要であるのかが再認識されてくるからだ。いずれにしても視線の動きと意思決定はこれまで考えられてきた以上に複雑なメカニズムがありそうだ。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年11月15日 発売

DIME最新号の特別付録は「スタンド一体型簡易スマホジンバル」!今年から5年先のトレンドまで丸わかり!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。