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2019.01.06

リスクの回避だけじゃない!投資は分散して行なうべき2つの理由

 元本が保証されないので投資をするときは、リスク回避のために分散投資を考えるのが基本。何度も何度も耳にしたことがあるのではないだろうか。そう。「卵を一つのカゴに盛ってはいけない」というやつだ。ところでそもそも分散投資を行うべき目的を正しく理解しているだろうか。「リスクを分散するためでしょ!」という説明だけでは理解が浅い。そういう人に限って適当に複数の投資信託でも買っとけばいいんでしょ。と適当な分散になってしまっている。

 ビジネスパーソンなら誰もが知っておくべき正しい分散投資の考え方をお教えしよう。

分散投資の目的は(1)大損の回避(2)リスクの低減の2つに分かれる

「分散投資はリスク回避のために行う」という説明を聞いたときに投資初心者は、「リスク=損をしてしまう」ことと考えがち。言葉のイメージ通りに捉えれば確かに損をしてしまうことになるのだが、正確に言うと「損をする可能性と得をする可能性の大きさ」のことだ。

 数値を例に出して考えてみよう。以下の図を見てほしい。

(出展:筆者作成)

 この図は2012年から2018年までのある投資信託で、1年ごとの運用結果(リターン)を表した図である。このリターンの値を平均すると2%となり、そこから一番結果が良かった8%までプラス6%、一番結果が悪かった-4%まではマイナス6%となる。この「6」という数字がリスクである。ここで示したのはあくまで例であるので、実際に計算した結果がこのようになることはありえない。なぜなら数学(統計学)では「標準偏差」という値を計算した結果がリスクになるのだが、この値は、約66.7%の確率で発生するリスクになるからだ。実際に計算すると標準偏差(リスク)は約4.2%となる。ここでは、標準偏差の計算の仕方はわからなくてもよいので、リスクを考え方だけしっかり理解してほしい。

 ちなみにプラス3%~マイナス3%の間で値が変動することや、その変動幅のことを「ボラティリティ」という。言葉の使い方は、「あの投資信託Bはボラティリティが大きいから大きなリターンが期待できる」などという風につかう。

 さて前置きが長くなったが分散投資の2つの目的について解説しよう。

分散投資の目的:(1)大損の回避

 卵を一つのカゴに盛るなと言われるのは、まさに大損の回避のこと。1つの金融商品にのみ投資していて、その金融商品で大損が発生すれば、元も子もない。そこで複数の金融商品に分けて投資しておき、大損が発生した金融商品を持っていたとしても他の金融商品でカバーするのが目的だ。

分散投資の目的:(2)リスクの低減

 リスクとは、運用結果の変動値のことであるというのは上で解説した通り。分散投資を行うと、この変動値が小さくなることが知られている。(詳しくはポートフォリオ理論)を調べてみよう。したがって複数の金融商品に分けて投資しておけば大きな利益が期待できなくなる代わりに大損する可能性も小さくなり、長期間で考えたときの資産形成がしやすいというわけだ。

投資信託で分散投資している銘柄の構成を見てみよう。この例では高くても2.09%分の投資しかしていないことに注目しよう。

出展:ひふみ投信の目論見書(レオス・キャピタルワークス)

結局投資をするときに誰もが思うのは「損をしたくない」こと。分散投資の目的の2つをしっかり意識して投資をすることは、損をする可能性を下げることに他ならない。大切で限りある自分のお金を有効に活用してほしい。

文/ぺったん総研

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