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絶妙なバランスに仕上がったレクサスのミドルサイズセダン新型「ES」

2018.12.24

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 レクサス『ES』で、山口・宇部から福岡までの約300kmを走った。7代目となる『ES』だが、日本国内へは初導入となる。リアウインドウがなだらかに傾斜したファストバック基調のデザインが新鮮で、バランス良くまとまっている。レクサスのスピンドルグリルもモデルごとに少しづつモディファイが加えられてきているようで、LEDヘッドライトとのコンビネーションがしっくりと見えてくる。

 インテリアも魅力的だ。アイボリーのシートに濃淡ブラウンの内張り。艶消しクロームメッキとバンブーのトリムがアクセントとして良く効いている。造形も素材遣いも、こんなにスタイリッシュな日本車は見たことがない。

 グレードは「Fスポーツ」と「バージョンL」の2種類で、パワートレインはどちらも2.5L4気筒と電気モーターの組み合わせによるハイブリッドのみ。駆動方式も、前輪駆動だけ。乗る前から、その走行感覚が想像できるようなものだ。実際に「F SPORT」で走り始めてみると、安心できるとても穏やかな走りっぷりだった。

機械として優れているか ★★★★(★5つが満点)

 まず第一に印象的なのは、ハイブリッドのパワートレインの静かで滑らかなことだった。『ES』に限らず、少し前までのハイブリッドには独特の回転感覚やパワー感覚があったが、それらはもう無くなったと解釈して構わないくらいエンジンからのパワーとモーターからのパワーが渾然一体化していて、違和感がなくなった。今後もクルマのパワートレインの電動化が進んでいくので、この傾向はさらに進行していくのだろう。

 乗り心地も、Fスポーツという割りには固過ぎることなく快適だった。しかし“快適”と言っても、なにか濃厚な味付けがあるわけではない。チーフエンジニアの榊原康裕氏が『ES』で標榜したという「すっきりと奥深い走り」の、まさにそのものが実現していた。強いキャラクターがあるわけではないが、その分、癖や嫌味もないので万人に受け入れられるだろう。

『ES』は他のレクサス車と同様にメーターナセルの左側に突き出たダイヤルによって走行モードを変えられる。ノーマルではバランスの取れた好ましいものであったが、これをスポーツに変えてみても大筋では変わらなかった。ただ、舗装のつなぎ目や低い段差などを走行中に乗り越えるような時に、強く引き締められるのを感じたくらいだった。最小回転半径が大き目に感じるくらいで、他に前輪駆動の癖を感じることもなかった。

 総じて、走行性能や運転感覚などは穏やかでバランスの取れたものだった。後席がとても広くて快適なのは、ファストバックデザインのボディからは想像もできなかった。シートはリクライン可能で心地よく寛げるから、特等席は後席かもしれない。SUV流行りのご時世だけれども、この後席の快適性はSUVでは望めないもので、4ドアセダンを積極的に選ぶ理由になる。

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