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【開発秘話】新しいジャンルの商品として売り上げを伸ばし続ける「明治ブルカリアのむヨーグルト Simpleプレーン」

2018.12.25

独自の飲み口を実現した「コクのちスッキリ製法」

 開発に当たり、まず研究所に相談。すると、新しい技術の活用を提案された。それは、「コクのちスッキリ製法」というものであった。

 特許出願中につき詳細は明かせないとのことだが、「コクのちスッキリ製法」は飲んだ瞬間は濃く感じられるものの、後味がスッキリ感じられる飲み口を実現するという。

「コクのちスッキリ製法」の開発はずっと前から研究所で進められていた。実用化のメドがついたのがちょうど、相談を持ちかけた頃だったことから、早速生かしてみることになった。

 実際に、「コクのちスッキリ製法」を生かして試作品をつくってみたところ、望んでいたものが完成したという。小磯氏も「苦労に苦労を重ねて徐々に完成度が上がっていたのではなく、ほぼ最初の段階で完成形ができてしまいました。はじめて試作品を飲んだとき、『これはスゴい』と思ったほどです」と打ち明ける。

何も加えていないことの価値をどう表現するか?

 開発で大変だったのは、今までの飲むヨーグルトと違い甘くないタイプが出たことをどのように表現するか? ということだった。ネーミングやパッケージデザインといった商品の見せ方で頭を悩ませることになった。

 まずネーミングは、100近くの案を検討。プレーンであることを表現するのに難儀した。「どうすれば砂糖、甘味料、安定剤を使っていないことの価値を届けることができるか、ということに苦労しました」と小磯氏。“Simple”というワードは早くから候補にあがったというが、「まだ他にふさわしいものがあるのではないか?」とこだわったことで、最終的に100案近く検討することになった。

 パッケージデザインも100近くの案を検討。『明治ブルカリアヨーグルト/のむヨーグルト』は共通して、紺色を基調としたパッケージデザインを採用してきたが、「紺にすると埋もれてしまい、今までと同じ甘い味と思われてしまう」と小磯氏。砂糖、甘味料、安定剤をまったく使っていないことで、ヨーグルトが本来持っている爽やかな味わいを表すのに、何も加えていない自然さが表現できる白を基調とすることにした。“Simple”が意味する「足さない、おいしさ」を感じ取ってもらうべく、言いたいことも最小限にとどめた。

まずは飲んでもらい味わいを知ってもらうことに注力

 無糖タイプの飲むヨーグルトは珍しいので、発売後は多くの人に存在と味を知ってもらうことが、これまで以上に重要になった。とくに味については未経験の人が多いので、まずは体験してもらうことが重要だった。

 そこで、発売と同時に試飲を積極的に実施する。無糖で自然な味わいが好きな人には絶対ハマる味と自信を持っていたことから、まずは飲んでもらう機会をつくることに注力した。

 ターゲットにしたのは健康への意識が高く、自分だけでなく家族の健康にも気を使う40〜60歳代の主婦層。普段からプレーンヨーグルトを食べる習慣がある人よりも、野菜ジュースや無糖茶のような余計なものが極力入っていない食品を選ぶ自然派志向の人たちの取り込むことを目指した。

 当分の間は、商品の存在と味を知ってもらうことを重視し、試飲を継続して実施。今後はより美味しさを伝えられるよう、パッケージをブラッシュアップしていくほか、容量も現在の900g入りだけでなくコンビニにも置いてもらえる少容量タイプの発売も考えている。

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