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2018.12.24

メンタル不調の社員が多い会社の共通点から読み解く「選んではいけない会社」

私は産業医として、外資系の世界的な大手企業などにおいて年間1000人、通算1万人以上のビジネスパーソンと面談をしています。そして、同じ業種、同じ労働時間でもメンタルヘルス不調者が、出やすい会社と出にくい会社があることを見てきました。

今回は、読者のあなたの就職転職の際に、ぜひ知っておいてほしいその違いについて、3点お話しさせていただきます。

メンタルヘルス不調者を出してしまう会社の上司たちのセリフの違い

 部下にメンタルヘルス不調者をよくだす上司と話すと、「○○さんには期待していたんだけどなあ」と言われることが頻回にあります。一方、メンタルヘルス不調人を出さない上司は、そのようなことを言いません。なぜなら後者の上司らは、期待は部下にするものではなく、示すものだと知っているからです。解説します。

「期待する」は単に自分が期待するという行為なのですが、その期待に応えるか否かという責任が相手に委ねられてしまっています。しかし、よく考えてみると、自分が期待をしているから相手がやらなければならない、という道理は何もありません。

 本来、「期待する」のは上司の勝手な行為なのだから、その責任は上司にあるべきはずなのに、いつのまにか期待に応えるか否かは相手(部下)の責任になってしまうのが、「期待する」という行為なのです。つまり期待をするというのは一見、自分の行為に見えますが、最終的には「他責」の行為なのです。

 一方、期待を示すことも同様に自主的な行為ですが、あくまで上司が期待を示すのみで終わり、相手(部下)の責任にするものは何もありません。大切なのは、上司が期待を示したとき、相手(部下)がその期待に応えたいと思ってくれるかどうかです。誰でも、知らない人や好きでもない人から期待を示されてもわずらわしいだけですが、尊敬している上司から期待を示されたら人は自発的に期待に応えようと思うものです。

 メンタルヘルス不調者を出さない会社の人々は、このことを知っています。なので、日頃から良好な人間関係を築いておき、そこに期待を示すだけなのです。すると部下は、自主的にその期待に応えようとしますので、やらされ感ではなくやりがいを働きます。結果、メンタルヘルス不調者が出にくいのです。

メンタルヘルス不調者を出してしまう会社の上司たちの相談内容

 年間1000件の産業医面談をやっていると、部下との関係に悩む上司たちの相談もあります。部下を怒れば「パワハラ」と言われ、ほめれば「気持ち悪い」と敬遠され、自分はこんなにやっているのに…。怒る技術やほめる技術、リーダーシップ研修やメンタルヘルス研修などなど、さまざまなノウハウ・技術研修を受けても、効果が出ていない気がすると悩んでいるのです。 

 もちろん、このような相談に来ること自体、部下との関係を良くしたいと言う気持ちがあるのですから、ないよりもよっぽどいいことです。しかしながら、話を聞いても、そこに実際に具体的に部下を思う気持ちを感じることができないことが多々あります。

 そうです。彼らは「自分」に焦点があり、「相手」にはないのです。メンタルヘルス不調者を出さない上司たちは、そのコミュニケーションの焦点は「相手」にあります。そして、相手を『承認』しています。承認したうえで、怒ったり、ほめたり、接しているのです。

 上司が部下を承認しているか否か、実は上司の部下に対する会話の言葉=話し言葉に注意するとわかることもあります。

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