人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2018.12.23

博多の街散策や旧市街観光に超便利!櫛田表参道に開業した1日2組限定の「宿屋ひととき」

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

築52年のビルをリノベーションした1フロア1室貸し切り型

 博多祇園山笠の奉納神事で知られている櫛田神社は博多の中心部に鎮座する。大博通に面した鳥居から櫛田神社まで続く表参道に開業した「宿屋 ひととき」は、築52年の3階建てビルをリノベーションした1フロア貸し切り型、1日2組限定の宿泊施設。1階には沖縄で行列のできる店として知られる「ポークたまごおにぎり」が沖縄以外で初出店し、地元でも話題になっている。トレンド探検隊では、「宿屋 ひととき」と博多旧市街の観光エリア、「ポークたまごおにぎり」と博多の食について2回に分けて紹介する。

「宿屋 ひととき」を運営しているのは1865年に創業した総合商社の谷弥(福岡県直方市)で、不動産事業、石油事業、酒の専門店、飲食店、オートバックス、TSUTAYA など地域に根付いた多角的な事業展開をしている。創業150 周年を機に2015年にリブランディングに着手、「宿屋 ひととき」で宿泊業に初参入した。

「2015年に物件を購入したときはこのビルをどうするのか決めていませんでした。2016年に知人を通じてポークたまごおにぎりの清川(勝朗)社長と出会い、沖縄にある店舗の2階に清川社長が自らの手で改装したゲストハウスに宿泊して『こんなホテルもあるのか』と認識を新たにしました。その時期はちょうど谷弥がリブランディングに取り組んでいるときで、“ひと息つけるひとときを”をコンセプトに掲げていました。会社を変えていきたいという想いもあり、宿泊施設という案が生まれたのです。

 福岡の宿泊需要は非常に多く、ホテルの稼働率も8割を超えており、ビジネスホテルや民泊も含め増加している背景はあったものの、ホテル業に進出すべきかどうか社内でも議論が起こりました。ゲストハウスの運営がビジネスになるのかという不安があったのは事実です。当初は1フロアを2部屋に分けるという案もありましたが、部屋が狭くなると特徴が打ち出せなくなること、水回りの問題などがあり1フロア1部屋の全2室に決定。その後はブランディングデザインチームに任せましたが、本当に良いものができたと思っています」(谷弥 代表取締役社長 谷 弥壽彦さん)

最大6名まで泊まれる“センスのよい友人の部屋”感覚の客室

 2部屋ともホテルのしつらえを感じさせない“オシャレな友だちの部屋”のようなモダンインテリアがとても印象的。2部屋とも50㎡超えの5~6名まで泊まれる広さで、女子旅、家族連れ、インバウンドなどグループが1室で宿泊できるのが特長だ。

 2、3階とも床はモルタル仕上げ、天井は当時の杉板型枠で型取られたコンクリートスラブをそのまま活かしている。客室内アートは福岡出身の若手アーティスト・香月美菜さんの作品を採用。「山笠の期間はきゅうりを食べない」という禁忌でも知られる、山笠の祭神であるスサオノミコトの神紋「木瓜紋」や、櫛田神社の干支恵方盤をモチーフにした、廊下のレザーアートにも注目。

「自分も女子旅に行くと、同じ部屋にみんなが泊まれない不満がありました。大規模なシティホテルでも大人数だと和室もしくは数の少ないコネクトルームしかなく、小学生の子どもがいる家族連れはツインでは狭いと感じる人も多い。大人数で泊まれる部屋のニーズがある一方で、グループ1部屋で泊まりたいが民泊では不安という声もあるのが事実。

 この地域は街の中心でありながら住宅街の趣も残っている場所なので、高級ホテルのような緊張感がなく、ビジネスホテル並みのお得な値段でくつろげる。博多の街を楽しみながらゆっくりと過ごせる自分の部屋のような感覚で、ホテルと民泊の中間にあるようなユニークな宿泊施設だと思っています」(ブランディング・ディレクション担当 よしざき はなえさん)

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年3月15日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「超望遠8倍スマホズームレンズ」! 特集は「春の新製品ベストバイ」「超進化形スーツ」 etc.

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。