人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

都道府県別の「家事シェア力」ランキング1位は兵庫県、 ワースト1位は?

2018.12.22

夫婦共働きが当たり前になっている今の時代。夫の積極的な家事への参加が、円満な家庭を維持するためには不可欠になってきている。では、47都道府県において「もっとも夫婦間で家事をシェアできている地域とは、いったい、どこになるのだろうか?

今回、大和ハウス工業による中学生以下の子どもがいる共働き夫婦・都道府県ごと200人を対象にした「家事シェア」の調査結果が発表されたので、早速、ご覧いただきたい。

家事シェア力全国総合ランキング 日本の真ん中が家事シェア力の先進エリア

「家事シェア力」の総合ランキングは、1位「兵庫県」、2位「岡山県」、3位「静岡県」だった。一方で、ワーストでは「長崎県」、「青森県」、「佐賀県」などがランクイン。九州、東北の各県がワーストにランクインする結果になった[図1]。

夫の認識3割、妻の評価1割と夫婦間ギャップ

現在の「夫婦の家事分担」についての調査では、夫は「夫3:妻7」(24.2%)が最多、妻は「夫1:妻9」(32.8%)が最多となり、妻が思う以上に夫は「自分は家事をしている」と認識しており、夫婦間の家事シェア意識にギャップが生じていることが明らかに。

「妻の負担が7割以上」という家庭は、全体の約8割(78.3%)にも上っている[図2]。

西日本に多い家事シェア先進県

[図3]は家事シェア力を構成する家事8分野のTOP5だ。総合1位の兵庫県が8分野中5分野で1位を獲得、家事シェア力の高さを見せつけている。5位までにランクインした都道府県は、本州西寄りに多く見られる結果となった。

家事年収全国平均は134万円

家計研究家の氏家祥美氏監修のもと、今回の調査結果の42項目の家事について、内閣府が算出した「家事活動等の評価について」の貨幣評価額を掛け合わせ、家事年収が産出された結果が[図4]だ。

家事年収の全国平均は134万円で、1位「熊本県」(145万円)、2位「福岡県」(144万円)、3位「和歌山県」(141万円)となった。1位と47位「高知県」(125万円)の家事年収の差は20万円にもなる。

また、夫の家事年収が高いのは、「熊本県」(130万円)、妻の家事年収が高いのは「福岡県」(158万円)。全都道府県とも女性の方が家事年収が高くなっているが、夫婦の差が大きいのは「栃木県」で約50万円(489,733円)もの差があり、逆に夫婦の差がいちばん小さかったのは「北海道」で80,484円だった。

夫婦関係が良好な県は、家事シェア力も高い

夫婦関係について聞いた結果が[図5]だ。

夫婦関係3項目全てにランクインしている「岡山県」は、家事シェア力総合ランキングで全国第2位、「大阪府」は第4位となっている。また、2項目がランクインしている「兵庫県」は家事シェア力第1位、「京都府」11位、「東京都」12位、「宮崎県」13位といずれも上位県だ。夫婦関係が良好な県は、家事シェア力も高いという傾向があるのかも知れない。

生活満足度が高い県は、家事シェア力も高い

日常生活の満足度について聞いた結果が[図6]だ。

生活満足度3項目全てにランクインしている「兵庫県」は家事シェア力総合ランキング第1位、「京都府」は11位、2項目でランクインの「岡山県」は第2位。こちらも[図5]と同様の傾向が見て取れることから、夫婦関係が良好な県は生活満足度も高く、また家事シェア力も高いという相乗効果があるようだ。家事シェア力を高めることで、夫婦関係も生活満足度も高くなる、と言えそうだ。

家事シェア力調査TOP3県の傾向

調査結果にも現れる「家事シェア力と県民性の関係」

今回で都道府県ごとの差が明らかになった共働き夫婦の「家事シェア力」。県民性分析の第一人者である矢野新一氏が、今回の調査結果と、都道府県ごとの県民性との関係についてコメントを寄せている。

<「夫婦で普段から対等に話し合う」県民性が上位につながる>

「県民性」の観点で見れば、兵庫県(1位)は神戸を中心にイギリス文化が根づく街。先進的な考えや方法を、真っ先に取り入れようとするお土地柄です。

岡山県(2位)は古くから「職人や技術者の街」として知られ、全国の中で一番真面目で仕事終わりもまっすぐ帰宅する人が多く、調査結果同様「夫婦の時間」を優先するようです。

また、静岡県(3位)と大阪府(4位)、石川県(5位)も「女性がしっかり主張する」お土地柄と言われます。「夫婦で普段から対等に話し合っている」地域が、上位にあがっています。

<「俺はやっている!意識が強い」九州地方と「会話の内容を考えすぎる」東北地方>

今回残念ながら低い結果となってしまった、長崎県(47位)や佐賀県(45位)、熊本県(43位)は九州地方特有の県民性が関係していると思います。

「九州男児」は男らしく力強いイメージですが、実際は妻の手のひらで転がされているということが多く、「俺はやっている!意識が強い」部分も。男性が「やっている!」と思っていても、妻がお膳立てをしていることが多く、家事分担に対する認識のズレがあるのかもしれません。

青森県(46位)や山形県(42位)、岩手県(41位)、宮城県(40位)など東北地方でも認識に大きなギャップがあるようです。

中でも青森は「日本で一番テレビを視聴するエリア」であり、内向的なお土地柄で知られます。

以前「同年代でも知らない人とはほとんど話さない」という青森県の人達に理由を聞いたところ、「万が一でも相手を傷つけるようなことを言いたくない」と答えていたことからも、会話の内容を考えすぎて、やめることを選びがちなようです。

一方で長崎も青森の人たちも「夫婦間で家事について会話している」(両県ともに15位)と回答しており、会話はするものの「本音が伝えきれない」県民性が認識のズレを生んでいるようです。

またアンケートの回答からも、「女性が家事を一人でするのが当たり前」で育ってきた親世代や地域のしきたりが、「夫が家事をしない環境」を(無意識に)支えてしまっている、と考えます。

<鹿児島県と秋田県で現れた変化の兆し>

九州・東北地方の中でも宮崎県(13位)や鹿児島県(14位)、秋田県(18位)などは比較的上位に入っていますね。宮崎県は歴史的に関西から多く人が入ってきているため、九州の中でも異質な県民性の影響でしょう。

一方で鹿児島県や秋田県が上位に入っているのは、ここ数年の「努力の結果」だと思います。「男は家のことはしなくていい」という価値観が強かった鹿児島県、都道府県ランキングでワーストに入ることの多かった秋田県では、県をあげてひとつひとつそれらを改善する取組みをしていると聞きます。

そういった県全体を巻き込んだ取組みが県民にも浸透し、ポジティブな変化につながっているのではないでしょうか。

<「九州男児はストレートにほめる!東北はふみこんだ会話もできるように」>

九州地方と東北地方は、それぞれの県民性を考慮して改善していくのがいいと思います。九州の男性は男らしい分、ストレートに褒めてあげることが最も効果的です。

「家事をする意識が無い」熊本県の男性と結婚した東京都の女性に聞いた話ですが、まずは小さな家事から協力してもらうように頼み、それを褒め続けたことで、夫がその気になり、やがて家全体の家事を積極的に手伝うようになったようです。

一方、東北地方は気遣いを持ちながら、もう少し本音に「ふみこんだ会話」ができるようになるといいですね。相手が伝わりきらない部分があることをお互いに知り、家事分担への認識のズレをなくしていくことが大事だと思います。

矢野新一(やの・しんいち)

1949年東京生まれ、横浜市西区育ち。株式会社ナンバーワン戦略研究所所長。エリアマーケティングの第一人者で、かつ県民性研究の第一人者。専修大学経営学部(コンピュータ経営管理)卒業後、市場調査会社、ファーストフード業界を経て、株式会社ランチェスターシステムズに入社。チーフコンサルタントとして活躍後、1985年に独立。「県民性博士」とも呼ばれ、県民性に関する著作は20冊にのぼる。最新刊は『石川県人と富山県人のえっホント?』(北国新聞社)。
テレビ出演、雑誌の監修も多数。無料アプリ「ズバット県民性」やサイト「県民性ワールド」も人気。

出典元:大和ハウス工業株式会社

構成/こじへい

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年7月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は超強力なUSBモバイル扇風機!大特集は「夏の新製品辛口評価テスト」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。