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2019.01.01

大河ドラマ「麒麟がくる」で明らかに?織田を裏切った“逆臣”明智光秀の知られざる一面

2020年放送予定の第59作NHK大河ドラマ「麒麟がくる」。戦国初期の群雄割拠の戦乱のなか、各地の英傑たちが天下を狙って戦う「一大叙事詩」が描かれる予定だ。大河ドラマの原点に立ち返ったともいえる本作の発表に、大河ファンたちの期待が大いに高まっているだろう。

この「麒麟がくる」の主人公が、明智光秀だ。本能寺の変で織田信長を焼き討ちにしたこの武将のイメージは、「下剋上を果たした裏切り者」。歴史モノ作品で、明智光秀が主人公に相対する敵役として登場することがあるほど、世間一般の評価は……あまりよくない。

ところが、だ。この下剋上を果たした武将にまったく違う印象を持つ街がある。京都府福知山市だ。この街の人々は悪役イメージの明智光秀に、むしろ好感を抱いているという。それはなぜなのだろうか?

京都府の北側に位置する“奥京都”といわんばかりの地で、明智光秀は意外な一面を見せていた。期待の高まる「麒麟がくる」を120%楽しむためにも、明智光秀の知られざる一面を見てみよう。

明智光秀を愛する“奥京都”京都府福知山市

京都府福知山市は、斜めな形をした京都府の“上のほう”に位置する。京都駅から特急で1時間15分程度、京都駅付近から高速道路を走って約1時間半。京都府にある山々を越えた先にこの街は広がる。まさしく“奥京都”と表現すると、ちょうどいいかもしれない。

福知山城から撮影した福知山市の街並。

そんな福知山市は北近畿の中心地とされ、約8万人がこの場所で生活する。肉やスイーツが名産で、食べ物がとにかく美味しい。また、将棋タイトル戦の1つ、竜王戦第4局の舞台となった福知山城や雲海、鬼伝説を堪能できる大江山など、見どころが多い。

大江山から臨む雲海。絶景だ。

古くから交通と物流の要所として栄えてきた歴史があり、今でも街に活気がみなぎる。そして現在の福知山市の礎を築いた武将こそ、織田信長を焼き討ちにした歴史に名を刻む下剋上武将・明智光秀だ。しかし彼がこの街で行ったことは、“主君を裏切った男”とは思えないほど、情にあふれ、人間味があった。

福知山城の石垣から垣間見える“智将”明智光秀

そもそも明智光秀は、とてもミステリアスな武将だ。前半生を確定する歴史資料が少ないため、生年や生まれた場所がはっきりしていない。出生の地として今のところ有力な説は、美濃国可児郡(岐阜県可児市)といわれている。

そんな光秀は、主君・織田信長の命で、丹波を平定するため福知山へやってきた。丹波攻略では波多野氏や赤井氏の激しい抵抗に遭い、苦戦を強いられ一度は敗退したが、二度目の攻略では智略を尽くし、5年にも及ぶ壮絶な戦いを制したという。

それから光秀は、この丹波の地で主に2つの功績を行った。まず1つが、福知山城の築城だ。

1579年(天正7年)頃、丹波を平定した光秀は、西国攻略を見すえて福知山城を築城する。丹波の山々に囲まれ、日本海へと続く河川・由良川を自然の堀とするこの場所は、敵の侵入を拒む自然の要害だった。そんな場所に建てられた福知山城には特徴がある。石垣の積み方だ。

福知山城の石垣。石の大きさがバラバラだ。

一見乱雑に見えるこの石垣は、「野面積(のづらづみ)」と呼ばれる。自然石を巧みにかけ合わせたばかりか、部材として近くの寺院から集められた墓石や五輪塔なども積まれている。これは転用石と呼ばれ、それぞれの形を活かして石を積み上げ、強固な守りを実現した。

この転用石を用いる際、旧勢力であった寺院を破壊して石垣に組み込むことで支配を示そうとした一方、協力的な寺院には補償として代用となる石を配ったとも言い伝えられており、民衆の支配と心配りのバランスを忘れなかった“智将”の一面が、この石垣から垣間見える。

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