nanacoを愛用する人は、チャージする際にポイントが得られるnanaco付きクレジットカードを好んで使う傾向にある。しかし、残念ながらnanacoチャージによる特典は、クレジットカード業界全体で縮小傾向にある。チャージポイントの還元率が下がったり、チャージポイント自体が廃止されたりしていることを、ご存知の方も多いのではないだろうか。
では、「もうnanaco付きクレジットカードを持つメリットはないのか?」というと、意外とそうでもなかったりする。nanacoポイントは提携店舗も多く、貯めたポイントを利用しやすいうえに、セブンイレブンでのポイント付与率がとくに高い。セブンイレブンをよく利用する人は、持っておいて損はないだろう。
この記事では、そんなnanacoが使えるお得なクレジットカードを7枚ピックアップした。nanacoチャージ特典がなくてもお得なカードが多数なので、あなたに合う1枚を選ぶ参考にしてほしい。
【参考】nanacoのクレジットチャージはこれからどうする?
現金派は損をする? チャージポイントがつかなくてもnanaco付きクレジットカードがおすすめなワケ
nanacoへのチャージポイント特典が縮小傾向にあるいま、あえてnanaco付きクレジットカードを選ぶ理由は減ってきている。しかし、nanacoがクレジットカードと一体化していると、「現金がなくてもチャージできる」メリットがある。
さらに、チャージした金額の請求はクレジットカードの振替日になるため、仮に口座の残金が不足していてもnanacoにチャージできる。nanacoの利用が多いなら、圧倒的に使いやすいnanaco付きクレジットカードを持つのがおトクだ。
使い勝手No.1「Yahoo! JAPANカード」はnanacoチャージでポイント0.5%還元!
1ポイント単位で使えるTポイントが貯まるYahoo! JAPANカード。nanacoチャージによるポイント還元率は1%→0.5%と下がったものの、クレジットチャージでポイントがもらえる特典があるカードとしては貴重な1枚だ。
Tポイントは、TSUTAYAやファミリーマートといった多くの加盟店で利用できるほか、ドラッグストアのウェルシアでは毎月20日にポイントを1.5倍で利用できるサービスがあるのも見逃せない。年会費も無料で。ポイントも貯めやすくい使い勝手No.1のカードだ。
nanacoチャージポイント付与廃止でも高還元率が魅力の「楽天カード」
楽天関連サービスをよく利用するなら、必携の「楽天カード」。以前はnanacoチャージで楽天スーパーポイントが1%還元されたが、現在はチャージによるポイント付与は終了してしまった。
しかし、年会費が無料なうえに、楽天関連の高いポイント還元率は大きな魅力。楽天が提供するサービスを複数利用することで、ポイント還元率はなんと最大15%までアップする。
2016年からは、楽天トラベルで海外ホテルを予約すると、ポイントが5%貯まるサービスもスタートした。海外旅行をよくする方にも、おすすめしたい1枚だ。
nanacoに使えなくなってもやっぱりお得!「ANA JCBプリペイドカード」
プリペイドカードを利用した買い物でANAマイルが貯まる「ANA JCB プリペイドカード」。以前は楽天カード等のクレジットカードからのチャージで、ポイント還元が受けられたため、間接的にnanacoへのチャージポイントを得られるカードとしてnanacoユーザーにも人気だった。
現在はnanacoへのチャージ自体が不可能になり、この裏ワザは使えなくなってしまったが、年会費が無料なうえに、プリペイドカードのため審査なしでカードが作れる点は大きい。さらに、クレジットカードからのチャージでポイントとANAマイルが両方貯められるなど、ANAマイルを効率よく貯めたい人にはメリットの大きい1枚だ。