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2018.12.18

JR、地下鉄、新幹線、バス、タクシー、防犯カメラの導入はどこまで進んでいるのか?

先日、ハロウィーンの晩に渋谷でトラックを横転させ損壊したとして、警視庁が防犯カメラの映像を解析して4人を逮捕したというニュースが話題になった。このように犯罪の抑止力としてだけではなく、犯罪者特定の手段としても有効な「防犯カメラ」だが、世間では現在、「防犯カメラ」はどのようなイメージで捉えられているのだろうか。

今回、そんな「防犯カメラ」に関する意識調査の結果が発表されたので、紹介していきたい。

82.2%の人が普段の生活の中で防犯カメラを見ることがある

「普段の生活の中で防犯カメラを見ることがありますか」という質問に対して、82.2%の人が「見ることがある」(前回比-0.4%)と回答。第1回目の調査を実施した「3年前と比べて防犯カメラが増えたと思いますか」という質問に対しては、78.8%が「増えたと思う」と回答した。

2002年、警視庁が東京都新宿区歌舞伎町エリアに50台の街頭防犯カメラを設置して以降、補助金を支給する自治体が出てきたこともあり、自治会や商店街などの地域団体が防犯カメラを設置する動きが全国的に進んでいる。

警察庁によれば、2002年の刑法犯の認知件数は戦後最悪となる2,853,739件を記録したが、毎年徐々に減少し、2017年には、2002年の3分の1以下の915,042件に減少しており、防犯カメラの設置が一役買っていると思われている。

また、東名高速道路であおり運転によって車を停車させられた夫婦が、後続車に追突され死亡した事故以降、ドライブレコーダーへの関心が高まり、2017年7-9月期から10~12月期にかけて出荷台数が約2倍に増加している。

3年前と比べて、繁華街や観光地のほか、個人宅でも「防犯カメラ」は増加

防犯カメラを見たことがある場所を聞いた調査では、「スーパーやコンビニ、百貨店などの店舗内」(72.5%)、「金融機関やATM」(71.3%)といった、不特定多数の人物が出入りする屋内の場所が上位にランクインした。

前回行った調査と比較すると、「繁華街」(+23.3%)、「観光地」(+17.4%)といった不特定多数の人が往来する屋外の場所、「会社の受付」(+18.1%)、「学校・幼稚園・保育園などの出入り口」(+16.8%)など、特定の人物しか入れない施設の出入り口のほか、「戸建て住宅の外」(+14.2%)でも防犯カメラを見ることが増えているようだ。弊社でも、家を新築したりリフォームする際に、ホームセキュリティと一緒に防犯カメラを設置する事例が増加している。

62.6%の人は、防犯カメラをもっと設置したほうが良いと思っている

「あなたは、防犯カメラをもっと設置したほうが良いと思いますか」という質問に対して、62.6%の人が「もっと防犯カメラを設置したほうが良い」と考えており、前回調査と比較して、3.4%の増加となった。

3年前と比較して、「公共交通機関」への設置を望む声が増加

設置したほうが良いと思う具体的な場所は、「駅や駅周辺」(70.0%)、「駐車場」(69.0%)、「商店街」(63.6%)の順となり、不特定多数の人が集まる場所が多く上位にランクインした。

前回行った調査と比較すると、「電車内」(+19.2%)、「バス内」(+15.1%)、「タクシー内」(+11.8%)、「新幹線内」(∔10.2%)など、密室になる交通機関へ防犯カメラを設置したほうが良いという声が増えていることが明らかに。東海道新幹線の車内で起きた殺傷事件や、自動車のドライブレコーダーが記録したあおり運転やひき逃げ事件などの映像が多数報道されたことも影響していると思われる。

交通各社の取り組みとは

【JR・地下鉄】
1995年に起きた地下鉄サリン事件を境に、駅構内への防犯カメラ設置が進んだ。2009年12月、JR埼京線の一部車両に、痴漢対策のため防犯カメラが導入され、その後、京王線などでも防犯カメラが導入された。

2017年3月、東京メトロや東京都交通局は、さらなるセキュリティ強化のため、全車両へ防犯カメラを設置
するという発表を行い、順次設置が始まっている。

【新幹線】
JR東日本では、2018年6月に発生した、東海道新幹線内で男が刃物を振り回し、3人が死傷した事件が発生してから、デッキ乗降口付近などに設置していたカメラを、通路部分や客室内にも増設し、事件が起きた際、リアルタイムで状況を把握できるシステムを構築したり、防犯装備を増強するなど対応を行っている。

【バス・タクシー】
ほとんどの車両でドライブレコーダーを装備しているが、長距離バスなどでは、車間距離の詰まりやふらつき運転などを検知するカメラや、運転手の注意力散漫をアラートで知らせるシステムなど、安全な運行をサポートするシステムの設置が進んでいる。

70.0%の人は防犯カメラがあることで「安心」と感じと感じている

防犯カメラが設置してあることで安心と感じるか不快と感じるか、それぞれ聞いた調査において、「安心と感じる」と回答した人は、70.0%で、前回より4.6%増加しました。一方、「不快と感じる」人は15.0%(前回比+2.2%)でしたが、そのうち69.3%は、不快であると同時に「安心と感じる」とも回答していることがわかった。

安心と感じる理由については、「犯罪の抑止になると思うから」(73.7%)、「冤罪予防になると思うから」(45.7%)と、自分や家族の身を守る予防的観点や、「事件の早期解決につながると思うから」(59.1%)、「実際に犯人逮捕につながっていると思うから」(51.1%)と、事件事故を解決する方法と認識されていることがわかった。

一方、不快に感じる理由については、「監視されているように思えるから」(70.7%)と、漠然とした不安を感じている人が多いようだ。

防犯カメラが設置してあることを安心と感じる理由として「冤罪予防」を挙げた人の属性を見ると、ほかの理由では男性より女性が多かったのに対し、女性より男性が多く、特に30代~50代が多い結果となった。

満員電車などで痴漢を疑われた場合などに、防犯カメラがあれば自身の身の潔白を証明する証拠となるので、期待を寄せているのかもしれない。

防犯カメラが自宅に設置してある人は、23.8%と微増

自宅に防犯カメラを設置しているのは、全体の23.8%(前回比+1.8%)だった。このうち、集合住宅などで最初から防犯カメラが設置してあった人を除き、自分で防犯カメラを購入して設置した人は7.4%という結果に。

防犯カメラを設置した理由は、「空き巣などの侵入者対策のため」(59.5%)が最も多かったものの、前回から15.5%減少。その一方、「近所で不審者や空き巣などの事件があったため」(45.9%)は前回比+4.2%、「らくがきなどのいたずら対策のため」(32.4%)は前回比+15.8%となった。漠然とした不安へ備えるために防犯カメラを設置するのではなく、何かしらきっかけとなる事件があったり、明確な防犯意識をもって設置している人が増えているようだ。

「近所で防犯カメラを設置している家が主流なので」(24.3%)が前回より16.0%増加している。 2018年4月~9月の期間に ALSOKがホームセキュリティと一緒に防犯カメラを設置した件数を、前年同期と比較すると、37.0%増加している。

防犯カメラの普及に伴い、個人宅に防犯カメラを設置することへの抵抗感が少なくなったことから、新築やリフォームをする際に、防犯カメラの導入を検討するご家庭が増えているようだ。

防犯カメラに求める機能は「夜間撮影」「高画質・高解像度」

防犯カメラに期待することを聞いた調査では、「夜間撮影可能」(64.4%)、「高画質・高解像度」(62.2%)、「撮影範囲が広い」(50.6%)の順となった。前回と比較すると、「画像や映像だけでなく、音も録れる」(41.6%)と「低価格化」(29.8%)がともに9.4%増加した。

最近は、360度撮影できたり、インターネットを通じて外出先からカメラの映像を確認できる、手頃な価格のカメラも発売されており、導入しやすくなっている。こうしたカメラは、防犯だけでなく、共働き家庭では子供の帰宅を確認したり、離れて暮らす高齢の親の安否確認や、ペットの様子を見るなど、さまざまな用途で使われている。自宅のセキュリティを高めたい人は購入を検討しても良いかも知れない。

【調査概要】
調査対象:全国の20歳から69歳までの有職男女500人
調査期間:2018年11月23日~25日(2015年調査は、10月27日~30日)
調査方法:インターネット調査

出典元:ALSOK

構成/こじへい

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