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2018.12.17

働き方改革は進んでいるのか?日本の有休取得率、有休取得日数ともに世界最下位

2019年4月1日から年5日の有給休暇の取得が「義務」になる日本。しかし、現状として世界に比べてまだまだ「有給後進国」であることが、世界最大級の総合旅行サイト・エクスペディアの日本語サイト、エクスペディア・ジャパンの調査によって明らかになった。

日本の有休取得率、3年連続 世界最下位!有休取得日数も世界最少の10日間

今回の調査において、日本人の有給休暇の取得率は未だ低く、世界19ヶ国の中で3年連続最下位の50%という数値を記録した。

ワースト2位のオーストラリアの有休取得率は70%となっており、日本の有休取得率は世界的にみても圧倒的に低いことがわかる。また、有給休暇の取得日数においても10日と、アメリカとタイと並んで世界最下位という結果になった。

全体的にヨーロッパ諸国は有休取得日数、有休取得率が高い傾向にあり、アジア諸国は有休取得日数が低い傾向にある。その中でも一番低いのが日本。この後に続く調査結果からも明らかだが、日本は他のアジア諸国と比べても休みを欲していない傾向が浮き彫りに。

一方で、日本と同様に有休取得率と有休取得日数が例年低かった韓国では、ともに結果が上がっている。世界各国と比べると、日本の 「働き方改革」はまだまだ進んでいないようだ。

これ以上の有休は「いらない」?世界一 有給休暇の取得に「罪悪感がある」日本人

有給休暇の取得に罪悪感があるかどうかについて聞いた調査では、日本人の58%が「ある」と回答、世界で最も割合が多い結果となった。他国を見てみても、有給休暇を取得していない国ほど、罪悪感を感じている傾向にある。

また、日本人のうち「自分は今より多くの有給休暇をもらう権利がある」と考える人は54%と、この項目は世界で最も低いという結果に。有給休暇をもらっていないにも関わらず、この点について日本は他のアジア諸国とは異なる傾向にあるようだ。

有休取得率 最下位なのに、「休み不足」と感じない日本人

休み不足を感じるかについて聞いた調査では、日本人の53%が休み不足を感じていると回答。しかし各国と比べるとこの割合は低く、同項目と有休取得日数を掛け合わせた表を見てみると、日本人は休みを取れていないにも関わらず、休みを欲していない様子がうかがえる。

他国を見てみると、インド、香港、韓国など、有給取得日数が少ないアジア諸国ほど休みを欲している。一方で、フランスは有休取得率100%、取得日数も30日と世界でも断トツに休暇が多いにもかかわらず、64%が休み不足を感じていることが明らかに。各国によって休暇に対する考え方は大きく異なるようだ。

上司世代は休みいらず?「上司が有給休暇の取得に協力的」と回答した日本人の割合、世界最下位

休み不足を感じるかについての日本人の回答を世代別に見てみると、18歳~34歳と34歳~49歳の人は6割以上の人が休み不足を感じている一方で、50歳以上の人はわずか4割にとどまった。部下世代が休みを欲している一方で、50歳以上の上司世代は休みを欲せず、世代で差が出ていることが明らかに。

さらに、上司が有給休暇を取得することに協力的であるかについて聞いた調査において、「協力的」と回答した日本人は43%と、世界で最も少ない割合になった。休み不足を感じにくい上司世代の考え方が職場の協力体制にも影響し、日本人の有休取得率の上昇を阻んでいる一つの理由になっているのかもしれない。

日本人が有給休暇を取らない理由 第1位は「人手不足」!忙しくて出張に休暇をぶつけるのもNG?

有給休暇を取得しない理由について聞いた調査において、日本人の第1位は「人手不足」。さらに3位には、「仕事する気がないと思われたくない」という理由がランクインした。日本人は職場の状況や空気を察するあまり、有給休暇を取得できていないのかもしれない。

また、出張に合わせて有給休暇を取得したことがあるか聞いた調査では、日本人の79%が「ない」と回答。こちらも世界で一番高い割合になった。職場の状況を気にしがちな日本人は、出張を休暇にうまく繋げられていないことがわかる。

世界では昨今、出張に休みをぶつけて旅行をする「ブレジャー(ビジネス+レジャー)旅行」が注目されているが、日本で浸透するにはまだ時間がかかりそうだ。

長い休暇を取得しない割合も世界一

有給休暇の取得することに罪悪感がある人が多く、出張にも休暇をぶつけられない日本人。休暇の取り方に関する質問では、長い休暇を取得する人の割合が世界で最も低く、「短い休暇を複数回」という形で休みを取る人が世界で最も多いことがわかった。有給休暇の取得に罪悪感がある日本人にとって、長い休暇を取ることは難しいようだ。

一方、ブラジルやメキシコ、スペインなど有給休暇に対する罪悪感が薄い国々では、長い休暇を取る割合が高いことがわかった。気兼ねなく休暇を取れる国の人は、思い切った長期休暇を取ることが多いのかもしれない。

以上のように、日本のビジネスパーソンの間に根深く残る有給忌避の意識。法改正で義務化されることにより、果たして、この状況は改善していくのだろうか。

<調査概要>
サンプル数: 計11,144名/19ヶ国
調査対象: 日本、アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、香港、インド、マレーシア、シンガポール、韓国、タイ、台湾
調査期間:2018年9月19日~28日
調査方法: インターネットリサーチ
調査会社:Northstar
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がある。

出典元:エクスペディア・ジャパン

構成/こじへい

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