
ソーシャルメディアマーケティング事業を行うサイバー・バズは、このほど2020年卒の「インフルエンサー採用」を開始した。同社が「インフルエンサー採用」を行うのは2019年卒に引き続き2回目。2019年卒の成果はどうだったのか、2020年卒に求めるものは何なのか取材した。
300いいね!で書類選考をスキップ
同社が「インフルエンサー採用」対象にしているのは、Instagram、Twitter、Facebook、Youtubeの投稿者またはブログの運営者。2019年卒では、公序良俗に反しない限りどんな投稿でも300いいね!が付けば、書類選考をスキップとした。
2020年卒採用では、公序良俗に反しない限りどんな投稿でも300いいね!が付けば、書類選考をスキップに加え、ハッシュタグに「#500いいねで即最終面接」「#cyberbuzz」を付けた投稿に500いいね!がつけば即最終面接とした。
2019年卒の エントリー属性は、男女比は半々で、Twitterで影響力があるインフルエンサーには男性が多い傾向が見られたという。応募者では、Instagramは写真の見せ方が上手い人、ミスコン出場者など影響力がある人、Twitterは試行錯誤して分析に分析を重ねて、投稿時間をABテストするなどデータ分析している人が多くみられたという。なお、Facebookの応募者はゼロだった。
同社では「インフルエンサー採用」導入の背景について、「当社ではもともとソーシャルメディアマーケティング事業を行っており、インフルエンサーと親和性が高いと判断しました。インフルエンサーと接点を持つのは当社としてもメリットがありますし、インフルエンサーは情報をキャッチする能力やSNSリテラシーが高く、グループ内のどこに配属されても能力を生かせると判断したからです」(社長室広報・篠原慶シニアスタッフ)としている。