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平成の30年間で実はほとんど変わっていないアメリカと北朝鮮

2019.01.07

【プレーバック 平成元年】アメリカも北朝鮮も30年前から変わってない

 平成最後の年末・年始です。流行語大賞にはノミネートされませんでしたが、「平成最後の」はわりとメディアで使われた言葉じゃないでしょうか。というわけで、今から30年前の昭和63年、平成元年を「DIME」のバックナンバーで振り返ってみます。

 30年前のDIMEでは、識者による政治や経済のコラムもありました。同じ小学館の「SAPIO」が創刊される少し前です。今回は、昭和63年2月18日号から、今も日本にとって注目度の高い、アメリカ大統領選挙と朝鮮半島情勢を扱ったコラムをご紹介しましょう。

 先日、パパブッシュことジョージ・H・W・ブッシュ元アメリカ大統領が亡くなりましたが、昭和63年(1988年)はその大統領選挙の年でした。

 当初、民主党の有力候補とされたのは、47歳のゲーリー・ハート上院議員。

<「ウイ・ワナ・ハート!」(ハートを大統領に)。アイオワ州デモインのラリー政治集会会場は、まさに嵐に呑み込まれたようであった。“ワナビー族”(I want to be=ワタシはなりたい、と叫んでロック歌手などの周囲に群がる親衛隊)よろしくハンサムで若々しいゲーリー・ハートのまわりにプレッピーやヤッピーたちヤング・エリートが殺到>

 角間隆氏のコラムは、こう始まります。「ウイ・ワナ・ハート!」は、オバマの「イエス・ウイ・キャン!」を思い出させますが、とにかく若い層から50歳代過ぎまで人気だったそうです。しかし、女性スキャンダルを新聞にスッパ抜かれて人気が急落、出馬を断念しました。それでも、再出馬を望む声は強かったとか。

<いま、アメリカおよびアメリカ人の心の中で、“英雄を求める”気持ちがこれまでになく高まっているからである。(中略)「このまま、“どんぐりの背くらべ”のような候補者たちにアメリカのリーダーシップをまかせておけば、この国は21世紀を待たずして破滅するに違いない」というセッパつまった空気が国じゅうに渦を巻いている。そのような中で、“ケネディの再来”を思わせるゲーリー・ハートに対する期待が高まるのは、ある意味で当然のことかもしれない。>というのが、その理由。しかし、ハートは絶対に大統領になれないとする声も大きかったようです。スーパーエリートであった彼は、サイレントマジョリティの貧しい民衆からの反発も大きかったとコラムには書かれています。

 やけっぱちに近い英雄待望論は、トランプ大統領誕生の状況にちょっと似ているかもしれません。ヒラリー・クリントンがお金持ちのエリートとして嫌われたのにも似ていますよね。

 そして北朝鮮情勢です。書き手はテレビでもおなじみの辺真一氏。時代は、大韓航空機爆破事件の直後。

<アメリカはいち早く制裁を決めたし、日本もある程度は同調せざるを得ない。だが、中国の北朝鮮支持といった基本路線に大きな変化はあるまい。また、西側各国が制裁を加えるといっても、なにしろ北朝鮮は朝鮮戦争当時、国連軍16か国と戦った“経歴”を持つ国である。孤立状態はその時から現在まで変わらないから、大きなダメージというほどのこともない。>

 もう、30年以上まった同じ状況なのでありました。

文/小口覺

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