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2018.12.13

ホンダがCES 2019でロボティクス、モビリティ、エネルギー関連の新技術を公開

Hondaは、2019年1月8日(火)から11日(金)まで米国ネバダ州ラスベガス市で開催される世界最大級の家電見本市「CES 2019」に出展。オープンイノベーションで取り組む技術を紹介するとともに、研究開発・事業化パートナーを募る。

Hondaは、CES 2017で新価値創造に向けたオープンイノベーションの呼びかけを行い、CES 2018では重点領域の一つ、ロボティクスの方向性を提示した。これらのコンセプト発信を経て、CES 2019ではロボティクス・モビリティー・エネルギー領域で開発中の具体的な技術を出展し、研究開発の促進・事業化に向けたパートナーを募るという。

研究開発パートナーを募る技術

事業化パートナーを募る技術

研究開発・事業化に関する問い合わせ
URL: https://www.honda.co.jp/CES/2019/

出展一覧

Honda Autonomous Work Vehicle(オートノマス ワーク ビークル)

アタッチメントを取り付けることでさまざまな用途に活用できる、自律移動モビリティーのプラットフォーム。CES 2018に出展した「3E-D18」をベースに開発されており、CES 2018への出展をきっかけに、2018年から米国でパートナーとの実証実験を開始した。

米国ノースカロライナ州の大規模太陽光発電所での除草作業、カリフォルニア州のカリフォルニア大学デービス校における試験農場のモニタリング作業、コロラド州の消防隊の機材搬送や山火事など危険な場所での偵察・通信サポートという3つの実証実験を行っている。

今後は、自律移動機能のさらなる向上に向けた研究開発パートナーや、さまざまな用途を検証するための実証実験パートナーを求めている。

Honda P.A.T.H. Bot(パスボット) ~人共存移動ロボット~

周囲の状況を認識して、人や障害物を避けながら目的地まで最適ルートで移動するAI搭載のロボット。ロボティクスデバイスを実社会で活用するために必須となる、人に不安を与えず、人の行きかう公共空間をスムーズに移動する機能を搭載。

機能の付加によるさまざまな用途への活用を想定し、公共空間での移動型ロボットの可能性を共に探索していく、実証実験パートナーを求めている。

Honda RaaS Platform(ラース プラットフォーム)

データ蓄積・共有、通信制御、状態遷移、ロボット間連携などの共通機能を、API やSDKといったインターフェースやパッケージとして提供することで、ロボティクスソリューションの開発を容易にするソフトウェアプラットフォームコンセプト。

Hondaだけでなくさまざまな開発パートナーのロボティクスデバイス、システム、アプリケーションなどを連携させることで、これまでに無い、シームレスなロボティクスサービスの実現を目指すという。

この技術の実現に向け、ロボティクスデバイス開発企業、ロボティクスソリューション・プロバイダーなど、ロボティクスサービスを一緒に創造していくパートナーを求めている。

Honda Omni Traction Drive System(オムニ トラクション ドライブ システム)

ロボティクス研究から生まれた、前後・左右・斜め360度自由自在に移動できる、Honda独自の車輪機構。パーソナルモビリティー「UNI-CUB(ユニカブ)」の車輪機構として使用されており、UNI-CUBとして8万人以上の体験実績(2018年12月時点)がある。

Hondaは、日本電産シンポとの共同の取り組みによりHonda Omni Traction Drive Systemの同社でのライセンス生産を開始。同社の無人搬送台車「S-CART(エスカート)」に搭載して2019年初頭に実用化予定。

SAFE SWARM(セーフ スウォーム)

コネクテッドカー技術(ネット接続型や車車間/路車間通信自動車技術)を活用し、安全でスムーズな交通の流れの実現を目指す技術コンセプト。車車間/路車間通信でデータをやり取りすることにより、見通しの悪い交差点進入時の衝突を回避したり、合流時や車線変更時のスピードを分析し、適切なスピード・タイミングでの合流・車線変更をアシストすることで渋滞発生を防ぐなど、大群でも互いにぶつからずに泳ぐ魚の群れ(Swarm)のように、交通全体の流れを安全かつスムーズにすることを目指す。

CES 2017でコンセプトを発表し、2018年初頭より、通信機を搭載した車両を使って米国オハイオ州コロンバスからメアリズビルに向かう州道33号線にて実証実験を行っている。また同州メアリズビルでは、信号にカメラ・センサー・通信機を備え付けて車と通信するSmart Intersection(スマート インターセクション)の実証実験も開始。

今後、実証実験をさらに加速させるため研究開発パートナーを求めており、ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)やCAV(Connected and Automated Vehicle:コネクテッドカー・自動運転車)に関わる企業と、実証実験を共同で実施する自治体のプロジェクト参画を募っている。

Wireless Vehicle-to-Grid(ワイヤレス ビークル トゥ グリッド)

電気自動車やプラグインハイブリッド車などをワイヤレスで電力系統(グリッド)につなぎ、バッテリーに貯めた電力をグリッドの需要と供給の調整用電力として活用することで、電力需供のバランスを保ち、グリッドの安定化に貢献する技術。供給が不安定な再生可能エネルギーの導入促進に貢献するとともに、新たなビジネスモデルの創出を目指す。

車両底面と駐車場床面に取り付けたパッドにより、ワイヤレスで車両とグリッド間で充放電ができるシステムで、非接触充電技術を開発する米国のベンチャー企業「WiTricity(ワイトリシティ)」と共同研究を行っている。

また、パッドの上に車両を駐車するだけで充放電が可能なため、利便性を飛躍的に向上させることができる上、将来的には自動運転車両への適用も可能になるという。実用化に向け、電力アグリゲーターや電力会社など、エネルギー関連企業との連携を目指す。

Honda Dream Drive

Honda Developer Studioがパートナー企業とともに開発に取り組むドライバー向け、パッセンジャー向けのアプリケーション。CES 2017で発表した「In-Vehicle Payment」「Dream Drive」という2つのコンセプトを元に、開発を進めてきた。

Honda Dream Drive: Driver(ドライバー向けのアプリケーション)は、車載ナビゲーションを通じて、レストランの予約、映画チケットの購入、コインパーキングやガソリンスタンドでの支払いなどをクルマに乗ったまま行うことができる。

Honda Dream Drive: Passenger(パッセンジャー向けのアプリケーション)は、スマートフォンやタブレット上で、映画や、車の動きに合わせて進行するゲームなどを楽しめる。アプリケーションの実用化に向けて、さらなるパートナー企業の参画を求めている。

Honda Xcelerator(エクセラレーター)プログラムでオープンイノベーションを行うスタートアップ企業とその技術

・Perceptive Automata(パーセプティブ オートマタ)
Perceptive Automataは米国マサチューセッツ州に拠点を置くスタートアップ企業。車載カメラの情報をリアルタイムで分析することで、路上の歩行者や自転車、他のドライバーの心理状態を認識し、次の行動を予測するソフトウェアの開発を行っている。安全でスムーズな自動運転技術の開発を目指す。

・Noveto(ノベト)
Novetoはイスラエルに拠点を置くスタートアップ企業。独自開発の指向性スピーカーを使って、ドライバーにクルマの周囲の状況を音で知らせる3Dオーディオテクノロジーを開発している。後方や側方などの見えづらい方向にいる車両や歩行者などの存在を音で知らせることで、安全運転を支援。

CES 2019 概要

コンシューマー・エレクトロニクス分野では世界最大級の見本市
主 催 者:Consumer Technology Association(全米民生技術協会)
開催日程:2019年1月8日(火)~11日(金)
開 催 地:米国ネバダ州ラスベガス市
会   場:Las Vegas Convention and World Trade Center
    Hondaブース位置:North Hall-7900
CES公式ウェブサイトURL(英語):https://www.ces.tech/

構成/編集部

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