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2018.12.13

英会話講師500人が選んだ2018年最も印象に残った日本の出来事

様々なニュースが世間を騒がせた2018年。外国人の方たちは、今年起こった日本の出来事をどのように見つめていたのだろうか?

そこで今回、英会話教室イーオンに在籍中の外国人教師534名に聞いた「2018 年、最も印象に残った日本の出来事・ニュース」が発表されたので、早速、ご覧いただきたい。

2018 年、最も印象に残った日本の出来事TOP10

上記のようなランキングになった。以下では上位5つのニュースと共に、外国人教師の意見をいくつかピックアップして紹介していく。

1位:倒れた市長の救助で土俵にあがった女性に「降りて」と警告(62票)

≪Women tending to collapsed mayor told to stay out of 'sacred' sumo ring≫

相撲—sumo—は、日本のスポーツとして海外でも広く知られている。しかしほとんどの外国人教師が、相撲の世界における「女人禁制」のしきたりを今回の件で初めて知り母国の人気スポーツでは考えられないようなルールが特に印象に残った様子だった。

単にそうした風習を「時代遅れ」であると捉える批判的な声もあった一方で、そこまで伝統を重んじる日本に興味深さを覚えたという声も多く聞かれ、良くも悪くも“日本的な出来事”と捉えられトップに選ばれるという結果に。

<回答者による主な理由>
・この出来事は、日本の文化的慣習と近代的な感性との間に相違があることを示したと思う。
・日本の伝統と平等の興味深いところを表しているから。私は(日本の)伝統と歴史が好きだけれど、発展や前進を阻むものではいけないと思うから。
・この出来事は、日本社会が平等になるために日本の伝統を変えなければならないという認識を促していると思う。
・厳格な伝統と、オープンな現実社会とのコントラストがはっきり見える出来事。古風な考えと現代社会が衝突する例となっていると思う。これらの強い伝統を完全になくしてしまうことは文化を廃れさせると懸念している人もおり、将来は状況に応じてバランスが取れるといいと思う。
・最初は無礼なことだと思ったが、次第に文化の違いや伝統について考える必要があると考えるようになった。日本のフェミニズムの発展について、興味を掻き立てられた。
・私の出身地(アメリカ)ではこのような伝統に対する強いこだわりがないので、とても驚いた。
・この出来事は日本が過去にとらわれていることを象徴していると思う。世界の先進国の中にあり、いまだ女性の権利については議論が続くのではないかと思う。

2位:民泊仲介Airbnb 掲載数8 割減、新法控え対策(55票)

≪Airbnb drops nearly 80 percent of its private home listings ahead of new peer-to-peer rental law≫

一般住宅に旅行者を有料で泊める「民泊」の仲介世界最大手である米エアビーアンドビーが、住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行される6月15日を前に許認可などがない日本国内の施設の掲載をとりやめたことに関するニュースが2位にランクイン。
世界的に非常にポピュラーな「民泊」が日本ではあまり広がっていない現状を不思議に思う声や、違法営業を排除する一方で、代表的なシェアリングエコノミーである民泊の普及を鈍化させかねない状況を懸念する声も多く聞かれるなど、関心が寄せられた。

<回答者による主な理由>
・民泊に制限を加えるのは日本の観光業に悪い影響を与えるかもしれないが、観光者が安全に泊まるためにルールがあることは必要だと思う。
・Airbnb は旅行をより低コスト、気軽なものにしてくれ、法律によっていろいろなことがスムーズになるといいと思う。
・外国人観光客が増加し既に宿泊施設に限りがある中、(掲載数が減ることは)低予算で旅行をしたい人には打撃となるから。
・日本人だけでなく、世界中からやってくる人にも影響があると感じたため。
・政府の相反する考え、つまり日本への観光客を増やしたいと考えている一方で、それが逆に日本観光への足かせとなっていることが興味深い。
・Airbnb は世界でどんどんメジャーなものになってきているのに、日本ではまだまだだから。今後、よりポピュラーになってくると思う。
・旅行目的で日本にやってくる外国人には、Airbnb はとても重要だと思う。Airbnb は欧米人にとって旅行における前近代的なメソッドの一つであり、私も個人的にはこの数年間で何度も利用したことがありますが、Airbnb により利益を上げてきた他の国と違って、日本の旅行業界にとっては打撃になると思う。

3位:日本企業がスキルある外国人を歓迎、多くが移民受け入れ態勢を強化(50票)

≪Japan firms welcome skilled foreign workers; majority open to more open immigration system: poll≫

日本が「少子高齢化」に直面していることは、海外でもよく知られている。働き手が減っているなかで、外国人労働者の受け入れを含め、今後日本がどのように課題と向き合い、どのように変化していくのかは、特に日本で実際に働いている外国人教師たちにとって大きな関心事となっており、その変化は概ねポジティブに捉えられている様子。8位にランクインした「東京の新成人8人に一人が外国人」というニュースも同じく“日本の変化”を表す象徴的な出来事として選出された。

<回答者による主な理由>
・高齢化社会を直すには移民システムを向上するのが一番の解決方法だと思う。
・外国人の受け入れには各国で議論がある中、日本においては企業が外国人労働者をますます受け入れるようになってきていることは、日本にとって利益になると信じている。
・日本はもっと移民の受け入れをするべきだと思う。職場で色んな人種がいることはよいことだし、それによって新しい考え方が取り入れられると思う。
・日本の企業がこれから増えていく外国人による労働をどのように受け入れていくのか、またその結果起こり得る日本のビジネス界における変化に興味がある。

4位:「テラスハウス」にLGBTQ の新メンバーが加入(39票)

≪'Terrace House' opens its doors to LGBTQ members in Japan≫

外国人教師の間でも多く視聴されている、ネットフリックスで視聴できる日本の人気恋愛リアリティ番組に関するニュースが4位にランクイン。海外のドラマなどでは当たり前のようにLGBTQ キャラクターが登場するなかで、日本の人気番組でも性的マイノリティを自然に扱えるようになったという点で、この出来事からもやはり“日本の変化”に対してポジティブな意見が多く寄せられた。

<回答者による主な理由>
・日本におけるLGBT の権利が大きく前進していると感じる。それは同時に多様性を認め、公平性についても前進しているということだと思う。
・保守的なイメージの日本社会において、LGBTQ が人気番組で受け入れられているのが興味深い。
・番組のファンであるだけでなく、性的マイノリティを全国ネットの放送するに至った日本社会の変化を嬉しく思う。
・一般的なテレビ番組でLGBT を扱うことによって日本がLGBT に対する壁を壊す準備ができていると示したから。

5位:大阪府北部地震、4人死亡300人以上が負傷(34票)

≪At least four killed, more than 300 injured after strong earthquake rattles Osaka≫

日本列島が多くの自然災害に見舞われた2018年。6月18日に発生した大阪府北部地震に関するニュースが5位にランクインし、同じく1票差で6位に続いた西日本での台風・豪雨被害に関するニュースとともに、全国各地のスクールに勤める先生方にとっては身近で起こる自然災害が強いインパクトを与えた。

<回答者による主な理由>
・自分の国(アメリカ)ではあまり地震を経験したことがないので、大地震による被害がどういうものかを知ってショックを受けたから。
・大阪から離れている私の住んでいる県でも軽く揺れを感じたこと、また、後にニュースで地震がもたらした甚大な被害を知り驚いたから。
・大阪で起こった地震について大変驚き、さらに北海道でも大きな地震があったことにもまた驚きを隠せない。私の故郷ではこれまで一度も地震が起こったことはないので、たびたび地震のある国に住むということに少しの怖さを感じた。
・数々の天災に見舞われながら、人々が助け合い、国をあげて長期的な対策をとる姿に、自国をふりかえり学ぶことが多い。

<調査の概要>
調査対象:イーオンに勤務する外国人講師
有効回答数:534 名
調査実施期間:2018年11月13日(火)~2018年11月24日(土)

<調査方法>
調査方法:
2018 年1月~10月の「The Japan Times」WEB サイト記事アクセスランキングの中から、「政治・経済」「社会」「生活・文化・スポーツ」の3分野における「2018 年日本の出来事」に関するそれぞれ上位10位、全3記事を抽出。

出典元:株式会社イーオン&株式会社ジャパンタイムズ

構成/こじへい

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