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北海道、山形、大阪、宮崎ほか作家兼ワインブロガーが教える絶品日本ワイン6選

2018.12.16

「たこシャン」(カタシモワイナリー/大阪)

そらしどさん「昭和初期、54軒もの醸造所が存在し、日本一のブドウの産地として栄えた大阪府柏原市エリアの中で、最後に残った西日本最古となる大正3年創業のカタシモワイナリー。

関西ワイナリー協会の会長を務める4代目の高井利洋社長は、現在も5代目となる娘の麻記子さんと共に関西のワイン業界を先導する存在です。ワインがなかなか陽の目を見ない時代を、他の商品でカバーする日々を延々と過ごし、赤ワインブームが終わった後に、地元農家の救済や耕作放棄地問題に直面。苦肉の策で生まれたのが、このデラウェアのスパークリングワイン『たこシャン』。

『たこやきに合うシャンパン』をキャッチフレーズに瓶内二次製法で仕上げ、2009年に大ヒット。9割が地元大阪で消費されるというご当地ワインとしても定番で、フルーティーな香りとコクのある味わいは、甘辛のソースにもマッチ。たこやき以外にもお好み焼きなどの粉モノ文化には、欠かせない一本です」

人情家として信頼も熱い高井利洋社長

ご当地ワインとしても定番の「たこシャン」

「キャンベルアーリー」(都農ワイン/宮崎)

そらしどさん「台風も多くブドウの栽培には向かないと思われる宮崎の地で、果敢にワイン造りに挑んできた都農ワイン。そのブドウの歴史は、都農ではじめてブドウを植えた永友百二氏の、この土地が秘める『未知の力』に賭けた信念からはじまりました。

終戦直後からブドウ栽培に着手し、1953年に県内で初めて巨峰を植えて成果を出し、その他の品種改良なども重ねる中で幾多の困難を乗り越えて見事に成功。栽培農家や生産量も増大し、都農産のブドウは尾鈴ブドウとして県下に名を馳せるように。

1996年に町おこしとしてスタートした都農ワインは、この尾鈴ブドウを原料として製造され、現社長でもある小畑暁氏はボリビアでの農産物加工経験やブラジルでのワイン醸造経験からワイン醸造を任され、現工場長の赤尾誠二氏と共に切磋琢磨し、都農ワインを国内外にその名を響かせる存在に育てあげてきました。

都農の定番であり最も愛されるキャンベルアーリーのワインは、初出荷の際に長蛇の列ができて整理券を配ったという伝説もあり、生食用ブドウから造られるワインとしても異例な高い評価を受け、海外のメディアからも常に注目され、国内外のコンクール等において数々の賞を受賞しています。

ワイナリー併用のレストランでも、やはり定番メニューとして宮崎地鶏のチキン南蛮が一番人気。甘酸っぱいタルタルソースとの相性抜群。華やかなキャンベルの甘い香りと後に広がるミネラル感は、辛い醤油ダレやチーズなどの乳製品ともマッチします」

都農にワイン革命を起こした小畑暁社長

小畑社長と切磋琢磨してきた都農の暴れん坊こと赤尾誠二工場長

定番中の定番の組み合わせ、宮崎地鶏のチキン南蛮と

現在、日本のワイナリーは約300をかぞえ、なおも増えているという。ここでそらしどさんが紹介したのは、えりすぐった一部のワイナリーだが、素晴らしい日本ワインを堪能できるところは、まだまだある。そらしどさんの著作を一読し、自分だけのお気に入りワインを探してみてはいかがだろう。

そらしどさん プロフィール
ノンフィクション作家兼イラストエッセイスト。トラックに乗ったライター「トラック・ドライター」として『道はひとつじゃないから』(情報センター出版局)を出版。その後、犬業界に携わり、「ドッグライフサポートONE‐PEACE」を運営し、『わんこそばに―大丈夫!みんなわんこに悩んでる』(ポスト出版)を出版。そして、10月には『日本ワインに首ったけ♪ 上巻』(新樹社)を上梓。ブログ:「日本ワインに首ったけ♪」

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

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