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前澤社長に続け!ビジネスパーソンこそ知っておくべき「美術品投資」きほんのき

2018.12.08

投資効果やステータス形成にも

――前澤社長の場合は個人でお買い上げになり、ZOZOという企業が購入した訳ではありませんが、結果的に企業が購入したのと同じメリットがあったと思います。企業がアートを購入するのはどういうメリットがあるのでしょうか?

加藤 一つには企業の知名度アップ、そしてステータス形成に役立つと思います。二つ目にはコーポレートイメージを高める効果があると思います。例えば、ポーラ美術館のように。
三つ目には良質な美術品の所有には高い投資効果があることが挙げられます。四つ目には展示することによる文化的社会貢献の側面があります。

ステータスの形成という点では、若くして億万長者になったということだけでは、社会的にあまり尊敬されませんが、前澤社長の場合はバスキアを(再)価値付けした文化人として、世界的な文化人リーダーでもある億万長者として敬意を表されることになります。そうなれば、世界中のそうしたリーダーたちと交流する機会にも恵まれます。前澤社長がデカプリオやベッカムなどと簡単に会えたように。

オークションで扱ってる作家も3~5万円から購入できる!

――一般のビジネスパーソンには100億円規模となると手が届かない話ですね。

加藤 アートは数万円でも購入できます。誰でも買おうと思えば買えます。

――アートを購入するにあたって、どういうことに留意すれば良いのでしょうか?

加藤 投資としてアートの購入を考える場合は、換金性が無ければ駄目だと思います。その目安はオークション・ハウスに扱ってもらってる作家かどうかが一つの目安です。例えば「MAINICHI オークション」に出てる宮本三郎はデッサンですが3~5万円で購入することができます。

二つ目にはキャピタルゲインが無ければなりません。値上がりする作家かどうなのか、人気のある作家なのかどうか、一般の方が調べても分かりません。そこで、弊社では誰もがそうした判断がしやすいように、アートの日経平均ともいえるアート指標を、日経平均を配信してるQUICKという会社のサイト「QUICK Money World」の「News & Views」内の「アート市場」に配信してます。

一方で、換金性の低いアートを延々と集めても資産台帳上は良いが、実は含み損だらけということがあります。そんな美術品でも、減価償却が可能な美術品の取得上限金額が100万円未満の作品にまで認められることになりました。投資効果が無かったとしても、30数%が税金で賄えます。節税効果としてはメリットあります。

とはいえ、好きでもないアートを収集してもつまらないでしょうから、好きな図柄のアートを決めた金額の中で投資効果の高い作品を購入するのが良いでしょう。

■プロフィール■
加藤淳(かとう あつし) 
株式会社アート・コンサルティング・ファーム 代表取締役社長
フォーエバー現代美術館 チーフキュレーター
軽井沢千住博美術館 キュレトリアルディレクター
京都造形芸術大学大学院 芸術研究科 教授

1965年横浜市生まれ。1988年フジテレビギャラリー入社。在職中、直島家プロジェクト「角屋」(宮島達男)、ホスピスアートプロジェクト(秋田)などのアートプロジェクトに携わり、2002年に独立。美術に関する専門知識を提供することで、誰もが安心して美術品市場に参加できるようサポートする、日本で初めてのアートコンサルティング会社である(株)アート・コンサルティング・ファームを設立。誰もが安心して美術品市場に参加できるために、誰もが美術品の大まかな時価を把握可能な美術品指標を日本で初めて発信。指標は、日本経済新聞社系の金融情報配信会社の株式会社QUICKが運営する「QUICK Money World」のアート市場に掲載されている。主なアートプロジェクト・マネジメント: ウイズユーグループ(秋田市)アートプロジェクト、羽田空港国内線/国際線旅客ターミナルビルアートプロジェクト、ベネッセアートサイト直島「家プロジェクト」石橋(千住博)、APEC 2010 JAPAN、故宮博物院南院パブリックアート(台湾、嘉義市)、フォーエバー現代美術館祇園・京都設立など。著書: アートコンサルタントが教える「新美術品投資」、セルバ出版

取材・文/稲垣有紀

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