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2018.12.09

【Re:Start】今は営業の成績を含め、責任感を持てるようになりました。

株式会社ジュポンコーポレーション 営業部 澤田彩依里さん(24)
高校卒業後、フリーターを経て2017年4月に株式会社ジュポンコーポレーションに入社、現在は営業として関東、東北地方の美容室を担当する。

前編はこちら

人は自分が思い描いた通りに、生きられるものではない。こんな仕事に就きたかった、こんな道に進みたかった、でもうまくいかない……。壁にぶつかり想い悩む。

だが、自分の意思や夢は誰に肩代わりしてもらうわけにいかない。このシリーズは順風満帆な人生を送る若者を取り上げるものではない。ぼんやりとでも目標を見据え、自ら切り開き、自分の道がしっかり見えはじめた若者にスポットを当て、その人生にうなずき、静かに拍手を贈る企画である。

シリーズ第3回目は1967年から52年の歴史を持つ、ジュポン化粧品を販売する株式会社ジュポンコーポレーション 営業部 澤田彩依里さん(24)。入社は2017年4月。主力製品のファンデーションをはじめ、ジュポンの化粧品は植物から抽出しブレンドしたオリジナルエキスを主成分にしている。その販売方法は、主に全国で24万店と言われる街の美容室での直接販売という形態を取る。澤田さんは担当の関東・東北の美容室を訪問、自社製品のセールス営業が仕事である。

笑顔でいた方がいいことが多い、暗い顔をしていると嫌なことを引き寄せそうだ、高校時代からのアルバイトの経験から、そんな思いを抱いた澤田さん。保育士か幼稚園の先生という希望は叶わず、フリーターを続けたが、大学に通う友だちの就活に刺激を受け、正社員に向け就職支援の会社の力を借りる。

みんな目的や目標を持って働いている

私が受けた研修は20代の女性限定の「女性カレッジ」。受講生は5人ずつのグループに分かれて、私の班は私と同じ高卒でフリーターをしている人と、他の3名は働いていた会社を辞めた女性で、同じような境遇の人たちと受講できたのは心強かったです。

研修はまず、ホウ・レン・ソウの仕方。報告をする時は最初に理由を語るのではなく、結論から言うとか。名刺交換の時は両手で名刺を持ち、相手の目を見て下から手渡すようにするとか。研修中は普段、手にすることがない新聞を読んで、何か一つ話題を選び、自分がどう思ったのかをみんなの前で話すこともやりました。

営業、事務、飲食、IT等、職種の内容も教わりました。私はアルバイトで接客をした経験から、笑顔が生かせる営業に向いているかなと漠然と思っていましたが、営業職はノルマがあったり、飛び込みのセールスをしなければならなかったり、怖いイメージがあって。でもそれだけではない。決まったお得意さんを回る、ルートセールスのような営業もあると研修で知りました。

実は高校時代から6年間、お世話になったアルバイト先のラーメンチェーンの会社から、正社員の誘いはあったのですが。正社員は深夜勤務があり、キツいとわかっていたので、飲食以外の仕事をしたいと。

研修で一番印象に残ったのは、中野駅前で行った街頭アンケートでした。就活スーツを着て名札をして、班のメンバーで決めた「仕事のやり甲斐は、どういうところにありますか」という質問を、道行く人たちに次から次へと聞いたのです。

「時間がない」「店の前でやらないで」等、辛い場面もありましたが、私は200人ほどに声をかけ、約100人に話を聞くことができました。中にはお笑い芸人になりたい、今は修行中という人がいて。生活のためにアルバイトを掛け持ちして大変だけど、夢があるからと。

すごいなー、好きなものを職業にしたいと頑張っているんだーー。

アンケートを集約して班ごとに発表しましたが、自分の夢のために、あるいは家族のために、旅行に行くためにお金を貯めているとか。みんな目的を持って働いている、目的とか目標が働く人のモチベーションを支えていることを改めて感じました。街頭インタビューの経験で、初対面の人に話しかける度胸を養うこともできて面接の時に活かせました。

私、キレイになれるんじゃないかな(笑)

6日間の研修が終わり、2人1組で2日に渡り27〜28社と面接を行いました。一社について数分でしたが、私の長所の笑顔と明るさをアピールし、いろんな環境にすぐ馴染みやすい点を面接官に伝えました。

集団面接では7社からオファーをいただき、その中から2社に絞り込みました。私は保育士か幼稚園の先生として、子供に関わる仕事がしたいという思いがありましたから、一社は子供向けの施設のスタッフ。もう一社がジュポンでした。

「うちは業界で初めて、水溶性のファンデーションの開発に成功した会社です」「うちの化粧品の主成分の植物から抽出したオリジナルエキスは肌に優しいですよ」

面接官として立ち会った社長との会話から、自社の化粧品が本当に好きだという思いが伝わってきました。「これ使ってみてください」と、ファンデーションのサンプルをいただきまして。メイクに興味はありましたが、ラーメン店も保育園のアルバイトも、ほぼすっぴんで働いていたので、それまであまり化粧をしなかったんです。サンプルの本格的なファンデーションをはじめて使ってみると、これが肌にしっとりと馴染んでびっくりした。この会社に入ったら私、きれいになれるんじゃないかと(笑)。

笑顔の大切さを改めて感じました

入社して美容室はコンビニより多く、全国で24万店もあると知り驚きました。基本的に美容室でのみの販売という営業のスタイルも、初めて知りました。私の仕事は美容室にシャンプーやトリートメント、クリーム等を卸す代理店の方と一緒に美容室を訪れ、ジュポン化粧品を紹介して、まず美容師の先生に商品を好きになってもらうことです。そこから一人でも多くの美容室のお客様に、ご使用していただけるようセールスをします。多い時で日に20数店の美容室を訪問することもあります。

美容師の先生は皆さん、私よりも年上の方たちです。中には年配の方もいらっしゃいます。「うちはいいよ」と話を聞いてもらえなかったり、一生懸命に説明した後、「うちは他のメーカーを扱っているから」と、断られたりすることもありしたけれど。

「こんにちは」と、お店にお伺いすると時間を割いてくださり、「このお菓子、美味しいの、食べなさい」と勧めてくれたり、よくしてくださる方がほとんどです。年配の美容師の先生は若い頃からずっと、うちの化粧品を使っている方も多くて。その中には黄、ピンク、茶とうちの3色のファンデーションの製品を混ぜ合わせ、「こうするとより自然ないい色になるでしょう」とか、自分好みのファンデーションの調合の仕方を、教えてくださる先生もいます。

「インストラクターに来てもらって、お店で美容をアドバイスするイベントをやって見ませんか」そんな提案に、「澤田さんがそう言うならやろうよ」と、美容室も代理店さんも応えてくださった時はうれしかった。

時には、「エステの体験ができますというから、無料で美容の技術も教えてくれると思っていたのに、話が違うじゃない!?」代理店さんとそんな行き違いがあって、失敗したこともありました。
「勘違いさせてしまって、すみません」と、そんな時は明るく謝って。誠実に仕事に取り組み、その代理店さんとはそれまで以上の信頼関係を築くことができたと感じています。正社員として働くようになってますます、笑顔の大切さを実感する日々です。

就職支援の会社の後押しで、今の会社の一員になって、きれいになったと人から言われることが増えました。フリーターの時はその日のことしか考えませんでしたが、今は営業の成績を含め、責任感を持つようになった。

ふと気づくと、将来のことをきちんと考えられる自分がいます。

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取材・文/根岸康雄
http://根岸康雄.yokohama

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