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2018.12.13

もうひとつの京都の魅力を探る旅【森の京都編】

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

 京都観光といえば、古都・京都の歴史ある神社や仏閣めぐり、桜や紅葉が思い浮かぶが、千年の都である京都よりも古い歴史があり、都の食を支えた食材の宝庫であり、手つかずの自然がそのまま残されている「もうひとつの京都」がある。

 宇治茶の産地「お茶の京都」、里山の風景が美しい「森の京都」、日本海の自然豊かな「海の京都」、竹林が広がる「竹の里・乙訓」で、京都府ではこれらのエリアを「もうひとつの京都」として、その魅力を発信している。

 トレンド探検隊では4つのエリアを巡り、それぞれの見どころを探ってきた。今回は「森の京都」「竹の里・乙訓」を紹介する。

森の京都」は京都中部の福知山市、綾部市、亀岡市、南丹市、京丹波町、京都市右京区京北のエリアで、豊かな森の恵みに育まれた地域。「竹の里・乙訓」は京都西南部の向日市、長岡京市、大山崎町のエリア。京の都と西国を結ぶ交通の要衝で、「かぐや姫」伝説の伝わる竹林や、歴史の舞台にも登場する歴史遺産がある地域。

アサヒビール大山崎山荘美術館(竹の里・乙訓/大山崎町)

 天王山の南麓にある「アサヒビール大山崎山荘美術館」は、大阪の実業家・加賀正太郎が山荘として英国のチューダー様式を模して、大正から昭和初期にかけて建てた洋館をメインとした美術館。館は1967年に加賀家の手を離れたが、京都府、大山崎町から要請を受けたアサヒビールが山荘を復元し1996年に美術館として開館した。山荘部分の本館と庭園のほか、安藤忠雄氏設計の展示室「地中の宝石箱」「夢の箱」で構成されている。

 装飾や照明、調度品など、洋館の中に東洋風の装飾要素も加えた本館は建物自体も見応え十分で、展示物を含めて、じっくりと時間をかけて見学したい(※注・館内は撮影不可)。

 同美術館の所蔵品のメインとなるのが、アサヒビール初代社長の山本爲三郎コレクション。山本氏が支援を行った民藝運動の作家である柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司、バーナード・リーチなどの作品が展示されている。また、2階の山本展示室は山荘時代にゲストハウスとして使われていた名残でバスルームがある。

 美術館開設にあたり新たに設けられたのが円柱形のギャラリー「地中の宝石箱」(地中館)。コンクリートの建造物を地下に埋めて、庭園から天王山につづく景観を断ち切らないように設計されている。本館から地下へ続く階段を下りると、クロード・モネ「睡蓮」の連作が展示されている。

 地中館と同じく安藤忠雄氏の設計により2012年にオープンした「夢の箱」(山手館)では企画展を展示。12月2日まで「谷崎潤一郎文学の着物を見る」、12月5日から「櫛・かんざしとおしゃれ展」(2019年2月24日まで)を開催する。

 本館1階展示室のテラスに出ると、山手館へ続く階段、睡蓮が咲く池、加賀正太郎が山荘建築の際に、塔に上って敷地全体を見回して設計や工事の監督をしたという栖霞楼(せいかろう)が見渡せる。

 眺めのいいテラスがある2階喫茶室は、加賀正太郎夫妻が主寝室として使っていた部屋。コーヒーやスイーツ、アサヒスーパードライなどのドリンクメニューや、展覧会のテーマと連動したリーガロイヤルホテル京都特製のスイーツもおすすめ(単品550円、コーヒーまたは紅茶のセットで950円・税込)。ちなみに谷崎潤一郎展のときは谷崎がこよなく愛したというモカロールや、モネの睡蓮をイメージしたケーキ「モネの庭 紫芋×ラムレーズン」が提供されていた。

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