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2018.12.10

夕方以降はストレスに弱くなるってホント?

 面倒な仕事は午前中に片付けてしまったほうがよさそうであることが最新の研究で指摘されている。我々は夕方になるとストレスに弱くなるというのだ。

夕方以降はストレスに弱くなる

 ストレスを受けるとそれに対処するために我々の身体は別名“ストレスホルモン”と呼ばれるコルチゾールの分泌を盛んにするのだが、このコルチゾールは夕方にはあまり分泌されないことが最新の研究で報告されている。つまり夕方以降、我々はストレスに弱くなっているのだ。

 北海道大学の研究チームが先日、「Neuropsychopharmacology Reports」で発表した研究では、実験を通じて心理的なストレスに対する反応が朝と夕方では異なることを報告している。

 我々の神経内分泌系において重要な働きをしているものにHPA軸(視床下部-下垂体-副腎系軸)があり、ストレスを受けた際にこのHPA軸の働きによってコルチゾールの分泌が促進されるといわれている。

 実験では少なくとも2週間以上、規則正しい生活を送っている27人の健康な若者を2グループに分け、プレゼンの内容を考えて人前で発表したり暗算の問題を解いたりするという心理的にストレスのかかる課題に取り組んでもらった。その際、Aグループには起床2時間後の朝に、Bグループは起床10時間後の夕方にそれぞれ課題に取り組んだ。

World Health.net」より

 課題の前後に、参加者の唾液からコルチゾールの濃度が検出されたのだが、朝に課題を行なったAグループは課題終了後にコルチゾールのレベルが顕著に高まっていたのに対し、夕方に課題を行なったBグループでは課題の前後で唾液中のコルチゾール濃度の変化が見られなかったのだ。これはつまり、夕方の課題ではストレスにうまく対処できていないことを示すものになる。

 交感神経系(sympathetic nervous system)もまたストレスに反応して活性化するのだが、朝の課題ではこの交感神経系とHPA軸が両方とも活発になるのに対し、夕方の課題では交感神経系のみが活性化するにとどまっていた。夕方の課題ではストレスという“バーベル”を両手ではなく片手で持ち上げているようなものなのだ。

 もちろん各人それぞれ違った“体内時計”を持っており、この現象は朝型か夜型なのかで時間帯が変わってくるとは思うが、手のかかる仕事は起床後間もない内に取り組んだほうが良いということになりそうだ。

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