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「もっともらしいウソ」を信じやすい人の特徴

2018.12.11

ロボットが“フェイクニュース”を拡散

 特にネット上には「もっともらしいウソ」が蔓延っていることが問題になっているわけだが、いったい誰がこうした誤情報を拡散させているのか。実は「もっともらしいウソ」を広めているのは人間というよりもSNS上で自動的に投稿を行なうロボットであることが最新の研究で報告されている。

 米・インディアナ大学の研究チームが先の11月に「Nature Communications」で発表した研究では、ツイッターでの“フェイクニュース”の拡散にロボットが大きな役割を果たしていることが指摘されている。

 研究チームは2016年5月から2017年3月までの間にツイッターに投稿された1360万件のツイートを分析して、ロボットがどのように誤情報を拡散しているかを探った。そして分析の結果、誤情報を普及させるロボットの“手口”が浮き彫りになったのだ。

Science News」より

 まずはそのスピードである。ある“フェイクニュース”がツイッターに登場した際、その後わずか数秒以内に反応してシェアしたアカウントの半数がロボットであるという。この“最初の一押し”から少なくとも10秒が経った時点で今度は現実の人間のユーザーによってシェアされて拡散されていくということだ。

「これらのロボットが行っているのは、信頼性の低い記事に“感染拡大”する勢いを与えることです。彼らは大きな“最初の一押し”をしているのです」と米・ダートマス大学のコンピュータサイエンティスとのV・S・スブラマニアン氏は「Science News」に話している。

 さらにこの“最初の一押し”に加えてロボットはフォロワーの多い個人のアカウントをターゲットにして目につくところへ誤情報を届けているという。もしこれらの個人がこの誤情報に興味を持ってシェアすればもちろんさらに誤情報が拡散することになる。

 対策としては基本的にはロボットと分かったアカウントをブロックするしかないのだが、最近はロボットを検知するプログラムの精度も上がっているということだ。研究チームがロボットと思われる1万のアカウントを排除したところ、届けられる“フェイクニュース”が70%も減ったという。

 情報の真贋を見極める“鑑識眼”も試されているわけであるが、SNSに偏重し過ぎたライフスタイルもまた見直されるべきなのだろう。

文/仲田しんじ

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