
テレビは見ないけど、Youtubeは見る…
このような人が増えたと聞く。たしかに、あるコンテンツのYoutubeにおける再生数がスゴイ!とニュースになることはよくあるが、ある番組の視聴率がスゴイ!という話題は昔ほど聞かない。
いよいよ「テレビ離れ」が深刻化しているようにも思われるが、しかし、本当に多くの人がテレビを見なくなっているのだろうか?
そこで今回、スカパー!によるテレビ視聴に関するアンケート調査の結果が発表されたので、早速、紹介していきたい。
8割以上がテレビを「ほぼ毎日」見ていると回答。
日頃どのくらいの頻度でテレビを見ているか聞いた調査において、81.0%が「ほぼ毎日」と回答。
年代別にみると、年齢が上がるほど多くなる傾向がみられ、50代、60代は9割以上が「ほぼ毎日」と回答しているが、最も低い20代でも6割の人が毎日見ており、現在でもテレビは多くの人にとって欠かせないツールとなっていることがわかる。
テレビ視聴のイメージは「家族団らん」、でも現実は“ひとり視聴”が主流
「テレビを見る」と聞いて、どのようなシーンを思い浮かべるかを尋ねた調査では、53.0%が「家族揃ってテレビを見ているシーン」と回答。「自分の部屋で1人テレビを見ているシーン」と答えた人は3割程度だった。
テレビは“家族団らん”の象徴的なアイテムとしてのイメージが浸透しているようだ。
ちなみに、2018年9月行った調査で「誰とテレビを見ているか」を聞いたところ、8割以上が「ひとり」と回答しており、実際は多くの人が「ひとり視聴」をしているという現実も垣間見えた。
家に帰ってきてすぐにすること、2位に「テレビをつける」がランクイン!
家に帰ってきてすぐにすることを聞いた調査では、1位「手洗い・うがい」の次に「テレビをつける」がランクイン。
また、家の中にないと困るものを聞いた調査では、約8割の人が「テレビ」を回答し、堂々の2位だった。
いずれも1位は逃したが、テレビはまだまだ生活必需品で身近な、なくてはならないアイテムのようだ。
若い世代は、ケータイ、スマートフォン操作も「テレビを見ながら」が主流?
1日の生活の中の様々なシーンでテレビをつけているかどうかを聞いた調査では、朝起きてから寝るまで、様々な時間帯、シーンでテレビはつけていることが明らかに。
特に多かったのは「食事をしているとき」で88.0%。次いで多かったのが「ケータイ、スマートフォンを触っている時」で75.0%。10代は9割以上、20代は8割以上で若い人ほど“ながらスマホ・ながらテレビ”が多いようだ。
また、朝の準備をしている時は72.3%で50代がやや突出している傾向が見受けられた。
その他、「朝起きたらすぐつけることがある」と回答した人は58.0%、「家事をしながらつけている」人は67.0%、「布団に入ってからもつけている」人は33.8%と、いわゆる“ガン見”していなくても、テレビはながら見、聞きながしツールとして活躍しているようだ。
たしかに、昔ほど熱を持ってテレビにかじりつく人は減ったのかも知れない。しかし、「スマホをしながら」のように「ながら視聴」している人は多く、いまだテレビが必要とされていることがわかる。
<調査概要>
実施:2018年11月13日(火)~14日(水)
方法:インターネットアンケート(協力会社 ネットエイジア株式会社)
対象:全国/10代~60代 男女/有効回答数400(男性200、女性200 *各年代で概ね均等になるように抽出
出典元:スカパーJSAT株式会社
構成/こじへい
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