人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2018.12.25

【DIMEトレンド大賞】責任は自分が取る。わずか2か月でチームをまとめ上げた元サッカー日本代表監督・西野 朗

西野 朗

ベストリーダー賞 西野 朗(元サッカー日本代表監督)

〈ベストヒットランキング12位〉

選手のことをよく把握して、信頼しフィールドに送り出す

 これまでの常識に照らせば、ありえないことが起きた――。

 ワールドカップ開幕を2か月後に控え、サッカー日本代表は突然、監督が交代。ところが日本代表は、ロシアの地で低い下馬評を覆し、グループリーグを突破。瀕死の状態だった日本代表を、2か月どころか、実質的な活動期間で言えば、3週間ほどの短期間で甦えらせた。それが、西野朗監督だった。

 監督の中には、選手個々の評価や具体的な戦術について話したがらない人も多いが、西野監督はいつもオープン。チームのことを完全に掌握できており、少々のことでは動じないという自信があればこそだろう。

 それにしても、ワールドカップでの西野監督のチームマネジメントは巧みだった。本番前に行なわれた3つの親善試合すべてで、メンバーを入れ替えた。それは自分の頭で考えたやり方に選手をはめ込むのではなく、多くの選手にチャンスを与えることで、彼らの自主性に賭けるという手法だった。

 大会後、キャプテンの長谷部誠はこんなことを話している。

「(西野)監督が選手の自主性を尊重してくれて、選手と一緒にチームを作っていく形を取ったことで、自分たちがやらなきゃいけないという気持ちが芽生えた」

 あと一歩で金星を逃したベルギー戦の後も、63歳の指揮官は敗因を探る声の矢面に立ち続けた。

「2対0のアドバンテージをひっくり返された。それは選手の非ではなく、私の力によるもの。采配に関して問うところがある」

 責任は俺が取る――まさに、理想のトップリーダーと言える姿を示したのだ。

西野 朗

にしの・あきら 1955年生まれ。早稲田大学、日立製作所(現在の柏レイソル)でサッカー選手として活躍。指導者となってから1994年にアトランタ五輪本大会を目指すU-23の日本代表監督に就任。本大会でブラジルに勝利する。また、Jリーグ1部(計4チーム)の監督としても通算勝利数は歴代1位の270。

取材・文/浅田真樹 写真/アフロ/読売新聞社

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年3月15日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「超望遠8倍スマホズームレンズ」! 特集は「春の新製品ベストバイ」「超進化形スーツ」 etc.

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。