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2018.12.02

中国人の認知度が高い日本の食品ブランド、トップは?

いまだによく見かける爆買い中国人。街中や電車の中で大きなビニール袋を何個も手にぶら下げている彼に最も購入されているものは化粧品で、その次は「お菓子」だという。

また、日本滞在中に限らず、帰国後の越境ECでの購入率もお菓子が2位となっているらしい。

さらに、お菓子に限らずインスタント食品や健康食品など、数多くの訪日中国人が日本の食品を購入しているが、中国人は日本のどの食品ブランドを求めて来日しているのだろうか?

今回、株式会社ヴァリューズによる「越境ECの利用習慣及び訪日経験のある中国人の食品ブランド認知状況・購入状況」を調べたアンケート結果が発表されたので、紹介していきたい。

訪日経験のある中国人の8割近くがポッキーを認知。早期に中国進出しているブランドが上位に。

越境ECの利用習慣があり、かつ過去1年間に訪日経験のある中国人の各食品ブランドの認知率がランキングにされたところ【図1】、78.8%に達したポッキー(江崎グリコ)が1位となった。

71.2%で2位となったコアラのマーチ(ロッテ)、54.3%で4位となったチョコパイ(ロッテ)と、ロッテの2ブランドが5割超の認知を得ている。明治のブランドも複数上位に位置しており、中国進出の早いブランドほど多くの中国人に認知されている様子が表れた。

即席めんの日本ブランド1位は認知率33.2%のカップヌードル(日清食品)だが、認知率69.5%となった韓国の辛ラーメン(農心)には遠く及ばない結果に。

※本調査では日本の食品に加えて、中国人に人気のある韓国の即席めん「辛ラーメン」の認知率も聴取されている。

全年代で女性の心を掴む辛ラーメン。若い男性にはCM×SNS効果でラ王が人気。

続いて性年代別の認知率がランキングにされると【図2】、全体で1位となったポッキー(江崎グリコ)が男女ともに全年代で2位以内に入った。性年代を問わず幅広く親しまれていることがわかる。

辛ラーメン(農心)は女性では全年代、男性では30歳以上で3位以内に入った。特に40歳以上の女性では1位となっている。

WeiboなどのSNSでも他の食品との食べ合わせなど食べ方のアレンジを紹介する投稿が多くなされており、辛い食べ物を好む中国人女性から強く支持されているようだ。

30歳未満の男性のランキングは他の層との大きな違いが見られ、全体では18位のラ王(日清食品)が2位となった。

実は、ラ王が日本で放映しているCMが独創的で面白いとWeiboなどで紹介されており、中国人の間で人気の話題になっているようだ。若い世代の利用が多いSNSでの盛り上がりが、ブランド認知に繋がっていると考えられる。

明治のお菓子ブランドは“知る”と“買う”が近い。ラ王は話題先行型ブランド。

さらに認知だけでなく、各ブランドの購入経験についても聴取が行われた。まずお菓子のブランドについて認知率を横軸、購入経験率を縦軸にプロットされたところ【図3】、知っている人は購入しているブランドと、知られていてもあまり購入されていないブランドの差が見えてきた。

ポッキー(江崎グリコ)は認知率と購入経験率の差が小さく、知っている人のほとんどが購入しているブランドといえる一方、コアラのマーチ(ロッテ)は認知率と購入経験率の差が大きく、知っていても購入したことのない人が数多くいることがわかる。

このように見ていくと、きのこの山・たけのこの里(明治)やMeltykiss(明治)は認知率と購入経験率の差が小さく、明治のお菓子は比較的“知る”機会と“買う”機会の近いブランドが多いといえる。

同様に即席食品、健康食品系のブランドについても見ていったところ【図4】、ラ王(日清食品)は認知率と購入経験率の差が比較的大きく、認知が先行しているブランドであることが明らかに。若い世代での認知獲得が購入に繋がっていくか、今後の動向に注目だ。

<調査概要>
中国本土の大手市場調査会社モニター会員の協力のもと、越境ECの利用習慣があり、かつ過去1年間に訪日経験のある中国人に対して、食品ブランドの認知、購買状況や越境ECの利用状況、食生活に対する意識等についてアンケート調査が実施された。

※回答期間: 2018年6月28日~2018年7月9日
※全体回答者数: 4,112人
※本調査対象者数: 1,059人
※性年代別インターネット人口に則したウェイトバック集計後の有効サンプルサイズ: 1,032 ss

出典元:株式会社ヴァリューズ

構成/こじへい

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