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2018.11.27

専門家がアドバイス!妊活カップルのためのストレス解消のヒント

妊活ダイバーシティとは、様々な妊活スタイルのこと。

今回、その多様な妊活スタイルをロート製薬が作成した『妊活白書2018』により3つのタイプに分類。それぞれのスタイル特有の悩みをどのように解決していくべきなのか、臨床心理士・平山史朗先生によるアドバイスと共に紹介していく。

1「ひとりで取り組み」(44.2%)~男性には情報・論理で話すことが効果的

結婚して子どもに対して意識を持ち、妊娠に関する情報を収集し始める時期。女性は、基礎体温を測定したり、身体を冷やさないようにしたり、食生活を気にし始める。このタイミングでは、男性向けの妊活情報も少なく、男性は何もしない(何をしたら良いかわからない)ことが多い。それが「①:ひとりで取り組み」。

<悩み>
女性は妊娠するために実際に行動を始めているが、男性はまだ自分ごと化していない。一人で取り組むことが多く、女性は孤独を感じる。そんな女性に対して男性は「焦らないで」と思っていることも。女性の取り組みレベルによって、夫婦の気持ちに差が表れる。

<平山先生によるアドバイス>
このフェーズ゙にいる夫婦の多くは、「子どもは自然にできるもの」という意識は持ちつつ、毎月の月経により妊娠しないことを実感する女性が「もしかして?」と疑念を抱き始めます。しかし男性は“まだ”妊娠していないだけと思っているので、女性との間に意識の差が生じます 。

大切なことは、お互いがどのように思っているのかを率直に話し合える関係でいることです。子どもが欲しいことは共通でも、その想いの強さや内容に差があることを互いに認め、その違いに耳を傾ける態度が重要です。

また、ふたりで妊活を進めるために、女性は「彼とは価値観が違うから分かり合えない」のではなく、「男性は妊活にまつわる知識を得にくい」と相手の立場に立って、思いやりの言葉をかけることを意識しましょう。男性には、感情的に訴えるより、医学的根拠のある確かな情報を論理的に話すことで、聴く耳を持ってくれやすいでしょう。

2「夫婦で取り組み」(25.7%)~早い段階から夫婦で一緒にクリニックに行くべき

今すぐ子どもが欲しい・いつできてもOKと夫婦の間で合意が取れており、具体的なアクションを夫婦二人で行っているのが「2:夫婦で取り組み」。

<悩み>
なかなか授かりにくいことの焦りから夫婦間のすれ違いが起きやすくなり、パートナーが協力的でないように感じる。夫婦生活が楽しくなくなったり、プレッシャーを感じるようになる。授からない期間が長くなるほど焦りが増してしまう。

<平山先生によるアドバイス>
このフェーズ゙にいる夫婦の多くは、妊娠を意識した義務的なセックスに取り組むことで、夫婦関係に影響が出やすくなります。しかし、排卵日のセックス(タイミングセックス)は“妊娠のため“と考え、「今は二人が望む子どもを授かるための努力をしている」というポジティブな意識を持ちましょう。

早い段階からクリニックに行くこともおススメです。あまり知られていませんが、タイミングセックスで妊娠できる人の多くは1年以内に妊娠しているという事実があります。不妊の原因の半分は男性にあるとも言われているので、男性も早めに検査・治療に行きましょう。

また、最近はタレントの「妊活」に関する情報発信やメンズクリニック増加などの背景から、初診から夫婦で来るケースも増えており、治療に前向きに取り組みやすい世の中になってきています。

3「クリニックを活用した取り組み」(30.1%)~「子どもを持つこと」に対する話し合いの機会をつくるべき

夫婦でふたり妊活に取り組んでいたが、半年以上子どもを授からず、婦人科、産婦人科、不妊治療クリニックなどで検査・治療を行い、医学的に妊活に取り組むのが「3:クリニックを活用した取り組み」。

<悩み>
時間的、金銭的な負担により、仕事との両立が難しくなる。妊婦や赤ちゃんを見ることが辛くなってくる。不妊治療をやめるタイミングが分からず、心身ともに負担が大きくなってしまう。その一方、夫婦間のコミュニケーションは密になる。

<平山先生によるアドバイス>
このフェーズにいる夫婦の多くは、上記の悩みによってぶつかってしまうこともしばしば…。しかし、お互いのコミュニケーションを見直すことで二人の決断を前に進めることができます。

結婚前は単に「子どもが欲しいね」と話していた夫婦も、その「欲しい」が、「自然に任せるまま子どもができるなら欲しい」のか、「不妊治療をしても子どもが欲しい」のか、温度感に差があることがわかるのです。その「欲しい」の中身、”思い”についての話を夫婦で行ってほしいと思います。

思い込みで決めつけるのではなく、互いに「あなたがそのように考える理由についてわかりたいから、教えて」と理解しようとする姿勢を持ち、相手の考えを尊重する態度を持ちましょう。

専門家によるコメント

この「妊活白書」は、不妊治療前の既婚夫婦や、多くの男性の意見を集めたという点で特に貴重なデータと言えるでしょう。
妊活前の人は、「妊活」を単に「苦しそう」と他人ごとにとらえるのではなく、自分の人生において「子どもを産み育てること」がどのような意味を持っており、それが思うようにならないときに自分がどうするのかを考える資料にしていただきたいと思います。

妊活中の人は、「妊活」により生じうるカップルの気持ちのすれ違いや温度差を「愛情の問題」と考えてしまいがちですが、実はそれは「不妊」という事態が二人のコミュニケーションを難しくしているという事実を知り、二人の違いを「間違い」にせず、わかり合う努力を続けてほしいと思います。

「妊活」には、自分で決めてコントロールできることと、努力ではどうにもならないことの両方が含まれていますが、それらを混同せず、自分たちができることにどのくらいエネルギーを費やすのかを考えるためにもこの白書は役に立つと思います。

<専門家プロフィール>
平山 史朗 (臨床心理士/生殖心理カウンセラー/東京HARTクリニック)

東京HARTクリニック 生殖心理カウンセラー・臨床心理士。
1993年広島大学教育学部心理学科卒。広島HARTクリニックで不妊症専門の心理カウンセラーとして勤務後、サンディエゴのCSPP(California School of Professional Psychology)のThe Center for Reproductive Psychology(生殖心理学センター)にて研修。
2002年7月より東京HARTクリニックの常勤生殖心理カウンセラーとして勤務。日本生殖医療心理カウンセリング研究会(現学会)副代表世話人(現副理事長)として発足に携わる。
【著書】
「妊活に疲れたら、開く本 ~妊活ストレスに悩むあなたに~」主婦の友社 2017など

※妊活白書2018 by ロート製薬
出典元:ロート製薬株式会社

構成/こじへい

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