
2018年10月2日のプレスデーから10月14日までの13日間で開催された2018年のパリモーターショー。日本への上陸が予定されているPSAの注目のニューモデルを紹介しよう。
プジョーは新型「508」のステーションワゴン「508SW」を投入
eレジェンドで自動車の未来を提案したプジョーが明日売るクルマとして持ち込んだのが508SW。2018年のジュネーブモーターショーで発表した新型508のステーションワゴンである。セダン同様、低い車高を持つスタイリッシュなデザインが目を惹く、全高はセダンと同じ1.42m。ちなみに、全長はセダンよりも3cm延長されている。
プラットフォームはプジョー308や3008と同じEMP2を採用。これにより先代508SWよりも70kgの軽量化に成功した。エンジンは1.6ℓ直4ターボと、1.5ℓ&2.0ℓのディーゼルターボ。さらに2019年中盤には1.6ℓ直4ターボ+モーターのプラグインハイブリッドも導入される予定。180psのエンジンと110psのモーターの組み合わせによりシステム総合出力は225psで、11.8kWhの電池により最長50kmのEV走行が可能になるという。
508SWの欧州での販売は2019年1月、そのほかの地域向けは2019年後半から。おそらく日本上陸も2019年の後半になるだろう。ちなみに508セダンの日本での販売は2018年初頭にも開始される予定だ。
DSから斬新なデザインのスモールSUV「DS3 CROSSBACK」が登場
DS7クロスバックに続き、DSのSUVラインナップに加わるのがDS3クロスバック。プジョー2008と同じサイズのスモールSUVである。
ほかのDSシリーズの例に漏れず、斬新なデザインがDS3クロスバック最大の特徴となる。独特な形状のヘッドライトとダイヤモンドカットを用いた大きなグリルで構成されたフロントマスクや、DS3と同じ意匠を持つBピラーまわりの処理を採り入れたスタイリングはほかのクルマにはない異彩を持つ。全長4118×全幅1791×全高1534mmで、ホイールベースは2558mm。プジョー2008と比べると、全長と全高はほぼ同等だが、幅が50mm以上広い。内装もDS7クロスバック同様、特徴的かつ上質な仕立てを持つ魅力的な作りになっている。
パワートレインは直3ターボと直4ディーゼルターボでスタート。ただし、PSAは遅ればせながら電動化に本腰を入れつつあり、ピュアEVの「Eテンス」も2019年後半に加わる予定だ。
こちらの記事も読まれています