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2018.11.23

エルニーニョ現象で暖冬傾向?積雪リスクが高まるのはいつか

記録的な猛暑に見舞われた2018年夏。その影響からか、首都圏では冬も間近だというのに、いまだ上着がなくても何とかなる日が続いている。

そんな暖冬の気配漂う今日この頃だが、実際のところ、今冬の降雪傾向はどのようになっているのだろうか?

今シーズンの降雪傾向(12月~3月)は…

<降雪量:全国的に平年並の予想、関東甲信は平年より多い可能性も>
今シーズンの降雪量は、西日本・東海・北陸で“平年並か少ない”、関東甲信(長野県北部を除く)で“平年並か多い”、北日本で“平年並”となる予想。予想のポイントとなるのは、エルニーニョ現象による偏西風の蛇行、黒潮大蛇行だ。

エルニーニョ現象による偏西風の蛇行。東日本を中心に暖冬傾向も油断禁物。

現在、2016年の春以来2年ぶりにエルニーニョ現象が発生しており、少なくとも2019年春にかけて継続する予想となっている。

エルニーニョ現象が発生すると、東日本を中心に暖冬になる傾向がある。前回(2014年夏~2016年春)発生した際は規模が大きく、特に2015/16年冬は各地のスキー場で雪不足が問題となった。今シーズンは前回ほどの規模・影響にはならず、気温傾向としては前々回(2009年夏~2010年春)に近いと予想している。

2009/10年冬は、全国的に平均気温が高かったものの、度々寒気が流れ込み、日本海側を中心に大雪に見舞われた日もあった。今シーズンもエルニーニョ現象で暖冬傾向とはいえ、一時的に強い寒気が流れ込むタイミングがある。シーズン中、寒気が強弱を繰り返し、気温の変動が大きくなる予想だ。

偏西風の蛇行が南岸低気圧の発生・発達を促進

エルニーニョ現象が発生すると、偏西風が日本付近で北に蛇行し、西・東日本への寒気の流れ込みが弱まる。加えて、太平洋側には南から暖気が流れ込みやすくなるため、西日本・東海・北陸では、降雪量が“平年並か少ない”とみられている。
一方、北日本は平年並に寒気が流れ込み、降雪量も“平年並”となる予想。関東の大雪のほとんどが南岸低気圧によるものだが、南からの暖気の流れ込みは、南岸低気圧の発生・発達を促進させる。このため、関東甲信は雪の降る可能性が高まるのだ。

※参考:エルニーニョ現象時の海洋・大気の特徴と日本付近への影響

(1)エルニーニョ現象が発生すると、積乱雲が盛んに発生するエリアが東へずれて、ベンガル湾からフィリピン付近の対流活動が平年よりも不活発となる
(2)(1)により、偏西風が大陸上空では平年よりも南を通り、日本付近では北に蛇行する
(3)日本付近に南から暖気が流れ込み、低気圧の発生・発達を促進する
→南岸低気圧の発生数が増加
(4)西・東日本は平年よりも寒気の流れ込みが弱まる

黒潮大蛇行:関東平野部で積雪リスク高、南岸低気圧が寒気を引き込むコースに

昨年から東日本の南海上で黒潮大蛇行が続いており、12 月いっぱい続くと予想されている。1 月以降も続いた場合、南岸低気圧が首都圏に寒気を引き込みやすいコースをとることが多くなる。

黒潮大蛇行が発生した2017/18年冬は、1月22日~23日未明に通過した南岸低気圧の影響で、東京では4年ぶりに20cmを超える積雪を観測し、関東を中心に大雪となった。
関東甲信は、南岸低気圧の増加とコースの特徴から降雪量が多くなる可能性があるが、気温が平年並か高くなることを考慮すると、降雪量は“平年並か多い”と予想されている。特に積雪リスクが高まるのは1月下旬~2月の予想だ。

雪のピーク:12月後半は大雪の恐れ、交通機関への影響に注意

全国的な雪のピークは、12月後半。12 月後半は強い寒気が南下し、北陸や北日本の日本海側では大雪に注意が必要となる。また、瀬戸内や京阪神、濃尾平野でも積雪の可能性が。交通機関に大きな影響が出る恐れもあるため、今後の最新情報を確認すべきだ。

出典元:株式会社ウェザーニューズ

構成/こじへい

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