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2018.11.23

日本の年金制度、評価は34か国中29位

世界最大級の人事・組織コンサルティング会社マーサーは、2018年度グローバル年金指数ランキング 「マーサー・メルボルン・グローバル年金指数」レポートとランキングを発表した。

グローバル年金指数ランキング、オランダがランキング首位、最下位はアルゼンチン

マーサー・メルボルン・グローバル年金指数ランキング(2018)

年度別総合指数によるランキング推移

ランキング首位はオランダ(総合指数80.3)で、2012年より6年連続で首位を堅持したデンマークをわずか0.1ポイント差で抜いた。

日本の年金制度のランキングは34ヵ国中29位と再び下位に留まり総合評価はDとなったが、総合指数は2017年の43.5より上がり2018年は48.2と過去最高値となり、改善がみられた。

世界各国で引き続き人口の高齢化への対応が課題となっており、各国政府は、年金受給者に対する適正な給付の確保と、財政の持続性を適正にバランスさせるよう苦戦している。

「マーサー・メルボルン・グローバル年金指数 (MMGPI) 」は調査開始から今年で10年目を迎えたが、今回のランキング結果では、人口高齢化という課題に対し、適切な対応を行っている国とそうでない国が明らかとなった。

オーストリア、イタリア、スペインは「持続性」に課題あり

調査対象国34ヵ国の年金制度を指数化した結果、オランダとデンマーク(総合指数値はそれぞれ80.3と80.2)は、十分な給付を支給する、世界最高水準の「A」ランクの退職給付制度を提供しており、年金制度に対する対応が万全であることが明らかとなった。

マーサー・メルボルン・グローバル年金指数
評価基準表

ただし、指数評価の結果全ての国に共通しているのは、十分性と持続性の均衡が揺らぎ始めているということだ。この傾向は、特に欧州諸国において顕著に見られた。デンマーク、オランダ、およびスウェーデンは、十分性と持続性の両面においてAまたはBの評価を得ているのに対し、オーストリア、イタリア、スペインは、十分性ではB評価だが、持続性ではE評価となっており、改善すべき領域が明らかとなった。

マーサー・オーストラリアのシニア・パートナーであり当レポートの責任者でもあるデービッド・ノックス博士は、世界トップ水準の年金制度を確立するために着手すべきことは、十分性と持続性の適切な均衡を確保することである、と述べている。更に、「この適切な均衡こそが、各国政府が取り組んでいる喫緊の課題です。例えば、短期的には高額な年金給付を支給する制度であっても、それを持続することができる可能性は低く、一方長きにわたり持続可能な制度では、その給付額はかなり少ないと考えられます。問題は、どこが適切な妥協点かということです。」とコメントしている。

図1で示されるように、全ての年金制度は、右上の象限に移行するような制度改革を目指すべきである。本調査を通じて、各国政府は優れた年金制度の特徴を把握し、それを自国の制度の改革に役立たせることができる。

図1:グローバル年金制度評価における十分性 (Adequacy) vs持続性 (Sustainability)

出典: 2018年マーサー・メルボルン・グローバル年金指数 (MMGPI)

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