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Fレート採用、比率アップ、「女性重視」の色が際立ったロンドンの2大映画祭

2018.11.27

 ロンドン映画祭での上映後、グリーン監督が登壇。

「テレビで彼女のことを知ったのが最初だった。彼女は監督、脚本家、プロデューサーというだけではないわ。彼女は、まだ確立されてもいなかったメディアを押し広げていったのよ」 とギィ=ブラシェ監督について語った。

 このドキュメンタリーは、クラウドファンディングによって多くの人から寄せられた募金が制作費になっている。

 そして、そのギィ=ブラシェの監督作も登場するマーク・カズンズ監督『Women Make Film: A New Road Movie Through Cinema』は、映画の様々な優れた手法を女性監督の作品を例に紹介していくドキュメンタリー。

 こちらはティルダ・スウィントンをガイド役として進んでいく。オープニングの手法にはどういうものがあるか、キャラクターを登場させる手法は、といった具合にテーマを分けて女性監督映画からのワンシーンを紹介していく。

 オッと思わせるのはギィ=ブラシェ監督作だけではない。女優としてのイメージが強い田中絹代の監督作などもしっかり評価されている、古今東西の女性監督を網羅した4時間にも及ぶ大作だ。 

 同じ俳優でも男性と女性で出演料に大きな開きがあるなど、映画界での女性蔑視が叫ばれて久しい。

 ハリウッドの大物プロデューサーだったハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ事件など、大きな権力を持つ男性がその権力を悪用したケースとも言える。

 今回の両映画祭における取り組みは、そんな現状を踏まえてのことでもある。

 特別なレートで計ったり、比率を意識せずとも、あたりまえに女性映画人と男性映画人が公平な待遇で入り混じって働き、公正に評価される日がいつか来ることを望みたい。

文/山口ゆかり
ロンドン在住フリーランスライター。日本語が読める英在住者のための映画情報サイトを運営。http://eigauk.com

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