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2018.11.27

Fレート採用、比率アップ、「女性重視」の色が際立ったロンドンの2大映画祭

■連載/Londonトレンド通信

 芸術の秋、ロンドンは映画祭シーズンでもある。9月から10月にかけて開催されるレインダンス映画祭、10月開催のロンドン映画祭という2つの大きな映画祭が街を彩る。

 エッジーなインディペンデント映画を集めるレインダンス映画祭に、話題作が一堂に会し、華やかな映画のショーケースとなるロンドン映画祭と個性は違えど、今年の両者には共通点があった。それは女性重視だ。

 レインダンス映画祭はFレートを採用。Fレートとは、映画の女性度を計るもので、女性が書いた脚本、女性監督、強力な女性主人公に対してFが与えられる。

 温泉で有名なイギリスのバースで開催されるバース映画祭が2014年に始め、バースの他団体でも取り入れられるようになった後、各地に広まり、ロンドンの複合アート施設であるバービカンにも2016年から採用されている。

 今回のレインダンス映画祭には、女性監督/脚本/主人公でトリプルFとなる長編映画が13本含まれていた。

 個々の映画もさることながら、このレートを採用すること自体が映画制作現場における女性の位置を改めて考えさせることになった。

 一方のロンドン映画祭は、参加長編映画の女性監督率が38%という高率を記録、女性映画制作者を重視していることが上映作品にも表れた。わかりやすいところを2本紹介したい。

 まず、パメラ・B・グリーン監督『Be Natural: The Untold Story of Alice Guy-Blaché』は映画史上初の女性監督、アリス・ギィ=ブラシェのドキュメンタリー。

 ジョルジュ・メリエス監督などとも同時期の映画創世記に活躍したギィ=ブラシェ監督は、膨大な数の映画を撮っている。だが、今となっては残された作品は少なく、記録もそれほど残されていない。そのギィ=ブラシェ監督の作品と人生を、グリーン監督が8年をかけてたどり、完成させたのがこのドキュメンタリーだ。

 ナレーターをジョディ・フォスターが務め、貴重なギィ=ブラシェ監督作や監督本人の映像、また、多数の映画人へのインタビューから、その大きな貢献に比して認知度の低すぎるギィ=ブラシェを浮かび上がらせていく。

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