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2018.11.25

プラセボで腰痛が緩和する人の特徴とは?

 注射が痛いのは諦めるしかないが、腰痛などの慢性的な痛みに苛まれるケースは特に中年期以降に増えてくるだろう。しかし僅かながらの朗報もある。ある種の人々はニセの薬であるプラセボで腰痛が緩和されることが最近の研究から報告されている。

 ノースウェスタン大学フェインバーグ医学院の研究チームがこの9月に「Nature Communications」で発表した研究では、ある種の人々はプラセボによって腰痛の痛みの強さを33%まで緩和できることを示している。

 研究チームは腰痛を抱える68人の実験参加者に一連のパーソナリティー診断テストを受けてもらい、さらに各人の脳をfMRIでスキャニングした。そしてその後、腰痛を緩和するための投薬治療を行なったのである。処方された薬の6割はカプセルに単なる砂糖が入っているプラセボ(偽薬)なのだが、もちろん参加者には一切知らされていない。

Science News」より

 治療は2週間投薬を続けてその後1週間は薬を断つというサイクルを繰り返すものであった。プラセボと気づかずに投薬治療を続けていた43人のうち、24人が腰痛の痛みの程度が和らいだと報告している。平均すると治療前から20%、痛みが和らいだということだ。

 6週間の実験期間中、痛みが元に戻ることはなく最高で33%まで痛みの強さが低減したという。

 ではこのプラセボ治療が効果を発揮した24人にはどんな特徴があるのだろうか。研究チームが各人の脳をスキャンした画像を比較検証したところ、プラセボが効く人の左右の大脳辺縁系(limbic system)の間の皮質のボリュームがあるという特徴が浮き彫りになった。脳のこの部分は直感や気分に関係しているといわれている。また前頭前皮質(prefrontal cortex)と脳の各所を結ぶ神経細胞の数が多く密接に結びついていることも突き止められた。

 プラセボが効く人の性格的特性としては、自分の身体の状態をよく把握できており、新しい体験への心の開放性(openness)が高い傾向が明らかになった。

 プラセボは当然ながら副作用のリスクが極めて低く(不思議なことにゼロでない)、免疫系の向上にも繋がる有望な治療法だ。“プラセボが効く人”はラッキーな人だと言えるだろう。

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