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2018.11.15

アリババの戦略で世界規模に拡大する「独身の日」とは何か?

去る11月11日は中国において「独身の日」と呼ばれている。消費者が自分に贈り物を買うことが一般的とされており、恋人のいない若者たちが自らを祝う日として、1990年代に中国の大学生から始まった。そんな「独身の日」が近年、中国の小売大手アリババによって、大規模なショッピングイベントへと発展させられているという。

2017年は『独身の日』がアリババの取り組みにより世界へ拡大。『ブラックフライデー』を超えて、ショッピングアプリ世界ダウンロード数トップに

『独身の日』が始まった2009年には5,200万元(約760万ドル)だったアリババの取扱高は、7年後には1207億元(約177億ドル)にまで急増。2017年の『独身の日』はオンラインショッピング最大の注目を集め、取引額253億ドルの新記録を出し、そのうち90%の取引がモバイル経由だった。

『独身の日』は、米国の『ブラックフライデー』『サイバーマンデー』と並び、小売企業がアプリのダウンロード数や、モバイルショッピングの顧客基盤を拡大し、ひいては収益を伸ばす上で重要な1日だ。

2017年の11月、アリババは独身の日を欧米に拡大させる取り組みを始め、結果として2017年の『独身の日』には世界のショッピングアプリのダウンロード数が、1年で最大となった。ダウンロード数はこの日だけで270万件を超えている。

『独身の日』とその前後数日間のショッピングアプリ日次ダウンロード数は、中国、英国、米国、および全世界の、ショッピングアプリ日次ダウンロード数でほぼ1位か2位という結果に。注目すべきは、独身の日前後の期間に米国と英国でダウンロード数が急増しており、アリババの『独身の日』セールが世界に拡大していることだ。

アリババは2017年の『独身の日』を通じて、米国でのユーザー基盤を大幅に拡大することに成功。独身の日における、AliExpressのダウンロード数は、米国のiOSとGoogle Playを合わせたショッピングアプリダウンロード数トップ10の50%を占め、また同日2位に入ったアプリを300%も上回った。『ブラックフライデー』には、Amazonのダウンロード数も同様の動きを見せたものの、Amazonは米国ではすでに大きなダウンロード基盤を有しているため、2位以下との差はそこまで大きくは開かなかった。

2018年『独身の日』におけるアリババの取扱高を予測。2017年から更に市場は拡大し、過去最高値となる見込み

App Annieでは、2018年の『独身の日』には、歴史上最大の消費支出が記録されるだけでなく、全世界のモバイルコマースの記録が更新されると予想。具体的には、2018年の『独身の日』当日のアリババの取扱高は320億ドルを越え、モバイル経由での取引がその大部分を占めるという予測をしている。

日本において、ブラックフライデー は少しずつ浸透しつつある。同様に今後もしかすると、『独身の日』も日本の市場を賑わすショッピングイベントと化していくかも知れない。

出典元:App Annie

構成/こじへい

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