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2018.11.16

いまさら聞けない格安SIMのメリットとデメリット

格安SIMのメリットとデメリットとは?

 2016年の総務省の調査によると、今やスマホの保有率は、71.8%になるとも言われています。

総務省/情報通信機器の普及状況

 日本人の生活にもはや欠かせない存在のスマホですが、電話として、また、インターネット端末として利用するために、携帯電話会社と契約をする必要があります。

 所定の契約を行うと、「SIMカード」と呼ばれる、加入者を特定するためのID番号が記録された、ICカードが支給されるので、それをスマホに挿入して所定の設定を行えば、電話をかけたり、ネットサーフィンが、外出先でもできるようになります。

 あくまでも手元に、スマホの支払いが終わって、いわゆる通話料、通信料の契約の「〇年しばり」がない人限定のお話となりますが、コレと言った契約のしばりがないのであれば、必ずしも、今契約している携帯電話会社に、義理を感じる必要がなくなりました。

 携帯電話の契約は、本体の支払いさえ済んでいれば、スマホではなく、「SIMカード」にひも付いているので、古い契約を解除してSIMカードを返却して、格安料金の携帯電話会社に乗り換えてみてはいかがでしょうか。ちなみに、格安電話会社と契約すると、あらたにSIMカードが貸与されるので、そのカードのことを「格安SIM」と呼びます。

格安SIMを提供する「MVNO」って何?

 格安SIMの説明の際にセットで語られる用語が「MVNO」です。「MVNO」とは、Mobile Virtual Network Operator の頭文字です。モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーター、いわゆる仮想移動体通信事業者(かそういどうたいつうしんじぎょうしゃ)とは、読んで字のごとく、自社では回線設備を開設や運用をせずに、大手のドコモやau、ソフトバンクといった、いわゆる「通信キャリア」の回線を借りて、携帯電話のサービスを提供する事業者のことを指します。

 大手の携帯電話会社は自社で通信回線を維持するために、どうしてもそのコストを携帯電話本体価格や、通話料、通信料に上乗せしなければならず、その結果、諸費用が高くなってしまったので、契約者数が伸び悩むようになりました。

 そこで、電話回線の能力に余裕がある分は、他社に利用してもらおう! ……と、いうワケで、「MVNO」の事業者に、回線の卸売りをするようになったのです。

「MVNO」事業者は、自社で回線設備を維持管理する必要がなく、通信キャリアへ支払う回線利用料が主な通信コストとなるので、その分安価に通話料や通信料を提供できる、という案配です。大手の携帯電話会社のなかには、自社のグループ会社としてMVNOを持っているところがあります。(auが親会社の、UQ Mobileなど)

「MVNO」と契約して「格安SIM」を利用するメリット

 したがって、MVNOと契約して、格安SIMを利用するメリットは、以下の通りとなります。

●携帯電話料金が安くなるケースが多い
●たくさんの会社があるので、選択肢が広い。自分にあった様々な料金プランを、比較検討できる

……と、一見良いことだらけのような感じに見えますが、メリットだけとは限りません。

格安SIMを利用するデメリットとは?

 格安SIMの利用には、大きなメリットがある反面、当然ながらデメリットも存在します。格安SIMの利用に当たっては、メリットとデメリット双方を比較検討してから決めた方が良いでしょう。

初期設定に手間取ることがある

 大手の携帯電話会社でスマホ本体と一緒に通話・通信プランを契約した場合は、様々な設定をお店でやってくれますが、MVNOで格安SIMの契約だけをした場合は、SIMと、簡単な設定の説明書がペラッと郵送で送られてくる程度なので、開通手続きや、本体の細かな設定は、自分でやらなければなりません。(MVNOでも端末同時購入サービスを行っている場合もあります。その場合、端末の設定までしてくれる場合もあります)

 場合によっては、あらかじめWi-Fi環境がないと、何にもできないケースもありますので要注意です。契約する前にあらかじめ契約を予定している会社に聞いて、調べておいた方が良いでしょう! また、 iPhoneについては少々悩ましい件がありますので後述します。

MNPで乗り換えの際、回線が通じない期間が発生することも

 例えば、大手の携帯電話会社から格安SIMのMVNOに乗り換えたとき、一定期間、通信ができなくなる場合があります。契約自体を入れ替えるため、どうしてもタイムラグが発生してしまうのです。

 大手の携帯電話会社間でのMNPでは、長時間、不通期間が発生するケースはあまりありませんが、MVNOは人手不足などにより、このような事態が発生する可能性が高いのです。なるべく不通時間を短くするよう、最近は各社とも改善をしているようです。

店頭サービスが少なくアフターサービスに弱点がある

 いたる所に店舗がある大手の携帯電話会社とは異なり、MVNOは実店舗を構えているケースが限られます。基本は、契約者にSIMを送り、その後はユーザーにゆだねるというスタンスです。スマホのリテラシーが低いユーザーは要注意でしょう。

今まで使っていた、キャリアメール(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpなど)が使えなくなる

 今まで、大手の携帯電話会社から支給されていた「キャリアメール」は、格安SIMに乗り換えた時点で使えなくなります。スマホ本体ではなく、契約にひも付いているからです。AndroidのスマホならGmail、iPhoneではGmailのほかにiCloudメールが使えるので、今後は、携帯電話事業者の別を問わない、これらのメールをメインアドレスにするべく、徐々に移行されることをオススメします。

キャリアが提供している各種サービス(動画サービスなど)が使えなくなる

 これはまあ当然ですね。とはいえ最近は、キャリア契約者以外にもサービスを提供するケース(dビデオ、dアニメなど)も増えてきましたので、デメリットとは言えないかもしれません。ただしMVNOでは、携帯電話通話料金とセットで利用料金を支払うことはできません。

クレジットカードを持っていないと契約できない場合がある

 全てのMVNOがそうだ、というわけではありませんが、MVNOの利用料金などの支払いは、クレジットカード限定のところが多いです。したがって、何らかの理由でクレジットカードが作れない人にとっては、契約の段階でアウトなのが悩みの種です。

 一部資料によれば「デビットカードや口座振替でも大丈夫」と書かれているMVNO某社も、調べ直してみるとやはり、クレジットカード限定で、口座振替についてはグループ会社のサービスを利用しているのが前提……となっているようです。

 やはりクレジットカードは作った方が賢明のようです。

家族間通話無料プランや通話無料完全定額プランに限りがある

 大手の携帯電話会社の料金プランだと、例えばドコモならば、国内通話が24時間無料になる、「カケホーダイプラン」や、家族内通話無料の「シンプルプラン」がありますが、「〇分間無料通話」といった、時間限定で無料通話のプランを持っているMVNOは楽天モバイルほかいくつかありますが、限定的です。

 確かにIP電話を利用すれば、安価な通話が可能ですが、音声品質やモバイル性などに難があるようです。

ネットを使っていると通信速度が遅くなる

 これがMVNOの最大のデメリットです。これについては後述します。ただし、必ずしもそうなる、というわけではありません。あくまでもケースバイケースです。

テザリングができなくなる場合がある

 スマホを、他のコンピューターがインターネットに接続できるようにする「テザリング」機能を使っている人は多いと思いますが、古いドコモのAndroidスマホや、auで購入したiPhoneは、MVNOでテザリングができないケースがあります。

 スマホを「SIMフリー」化すれば、ぐっとテザリングできる率は高まるのですが、SIMフリー化できない端末も多いので、これから加入しようとするMVNO事業者に、あらかじめ、自分が利用しているスマホの機種がテザリングができるのかどうか、事前に確認することをおすすめします。

SIMフリー化していないスマホは加入できるMVNO業者が限られる

 海外のスマホはSIMフリーが一般的なので、世界中どこでも気軽に通信事業者を選択可能なのですが、日本では、大手の携帯電話会社の端末には「SIMロック」と言われる、よその携帯電話会社の通信回線を利用できないようにロックを施していることがあります。

 大手の携帯電話会社から発売されているスマホは、最初の購入者が、購入後一定期間経過した後、SIMフリー化の手続きをしなかった場合は、ずっとSIMロック状態のままです。

 2018年11月の記事執筆時点では、中古で入手したスマホを、購入者がSIMフリー化できません。

 また、ドコモの回線を借りているMVNOの格安SIMならばドコモのスマホはそのまま使えますが、auやソフトバンクの回線を利用するMVNOのSIMでは、ドコモのスマホは使えないのです。

 MVNOのシェア的には、ドコモ回線を使う事業者が一番多いので、中古スマホ市場ではドコモの中古スマホが一番人気で、auやソフトバンクのスマホはそれ以下となっている理由でもあります。ただし逆に考えれば、au系のMVNO(UQモバイル)を利用すると最初から決めているのであれば、安価なauの中古スマホを購入して、UQモバイルを契約する、という賢い手段も、当然アリです。

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