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もうひとつの京都の魅力を探る旅【海の京都編】

2018.11.23

天橋立 傘松公園(宮津市)

 国内外から年間約300万人が訪れる、日本有数の観光地である天橋立は、伊根の舟屋から車で20分ほどの距離にある。約8000本の松並木と白砂が天に架かる橋のように見えることから天橋立と名がついた。松島、宮島と並び日本三景のひとつ。

 天橋立を一望できる絶好のスポット「傘松公園」は成相山中腹にあり、海抜130mに位置する。公園まではケーブルカー、リフト(共通券・往復大人660円/子ども330円・税込)が運行。往路はケーブルカー、復路はリフトを利用したが、天橋立を望みながら下ることができるリフトは復路におすすめ。徒歩のコースもあるので、健脚自慢の人なら歩きでチャレンジしてみては。

 公園内は数か所の展望スポットがあり、どこからの眺めも絶景。天橋立を股の間からのぞくと天地が逆転したように見える「股のぞき台」もある。

つるや食堂(宮津市)

 傘松公園行きのケーブル、リフト乗り場周辺には多くの土産物店や食堂が並んでいるが、乗り場と元伊勢籠神社の間にあるのが、地元食材にこだわった食事処「つるや食堂」。

 こちらに立ち寄ったら絶対に味わいたいのが丹後地方の食材だけを使った「丹後お宝丼」(1650円・税込以下同)。マグロやサーモン、イクラといった一般的な海鮮丼とは違った、地元の隠れた食材だけを使った丼で、地元でしか採れない、その時期にしか味わえない特選素材が詰まっているまさにお宝丼!

 丼にあるのは、深海に生息し底引き漁で水揚げされるバイ貝、旬のイカ(今の時期はアオリイカ)、魚は季節によって変わるが、今回は伊根の早獲りブリ。ご飯は日置産の丹後コシヒカリ。肥料にれんげを使うのでれんげ米ともいわれる。ホウネンエビが住むくらいの澄んだ水と有機肥料で作られた評判の高い米。

 お宝丼の中で重要な役割を担うのが、上記画像中央にある「アカモク」と呼ばれる海藻だ。スーパーフードとしても注目されているアカモクは、伊根と天橋立の中間にある宮津市養老地区で獲れた天然もの。漁獲できるのは2月のみで、それ以前は海が荒れるので漁ができず、それ以降だと日が差しすぎて固くなってしまうとか。2月に獲ったアカモクを下処理して冷凍したものを使っている。

 混ぜると独特の粘りが出るので地元では麺つゆと合わせて卵かけごはんとして食べるのが一般的とのこと。お宝丼では地元流の食べ方を再現。アカモクを納豆にように溶いてしっかりと粘りを出してから、わさびとネギの間に流し込む。上からしょうゆ(好みでわさびを入れて)を回し入れ、素材を全部混ぜ合わせて食べる。

 バイ貝の歯ごたえのある食感、甘みのあるアオリイカ、脂がのった寒ブリよりもあっさりとした味わいが楽しめる秋ブリと、すべての食材をアカモクの粘りが見事にまとめて、口の中でそれぞれの食材が絶妙に絡み合う。牛丼も卵を入れて混ぜ混ぜにして食べるのが大好きなので、このビビンバ式スタイルはもうたまらない!あっという間に完食。

 セットで付いてくる麺は、与謝野町で採れる古代米の「赤米」を使った赤米うどん。この赤米は11月に行われる元伊勢籠神社の新嘗祭に奉納される貴重なもの。「赤米うどん」(900円)の単独メニューもある。

【AJの読み】海の京都にはおいしいものがたくさん

 天橋立や伊根の舟屋など観光地としても魅力だが、漁師町として知られる天橋立、伊根、京丹後は魚介類の宝庫である。秋はアマダイ(ぐじ)、今回いただいたアオリイカ、土エビ、コッペガニ、ニギスなど地元ならではの食材が味わえる。

 京都府の山田啓二前知事が推進した「丹後・食の王国」プロジェクトも後押しして、丹後地域では地元食材を使ったメニューが数多く編み出され「丹後お宝丼」もそのひとつ。海の京都のサイトには旬の食材を提供する飲食店が網羅されているので、ぜひこの時期しか味わえない旬の食材を堪能してほしい。

 今年7月の豪雨の影響を受けた京都府北部の観光復興を目指し、京都丹後鉄道、丹後海運交通、京都交通で利用できるフリーパス「海の京都 ふっこう周遊パス」が発売中。ふっこう周遊割を利用してお得に海の京都エリアを楽しみたい。

文/阿部 純子

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