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現代人は5000人の顔を憶えられるってホント?

2018.11.22

“親しみのある顔”はどこにいても気づきやすい

 我々の顔認識の能力はなかなか凄いのだが、街で知人を偶然に見かけてすぐにわかる場合もあれば気づかすにスルーしてしまう場合もある。

 親しい人はバッタリ出くわした時に気づきやすいが、あまり親しくない人は偶然に近くにいたとしても分からない時がありそうだ。ではこの“親しみのある顔”とはいったいどういう存在なのか。神経科学的に“親しみのある顔”とは、視野のどこに入っていても認識できる顔であり、学習によって顔を認識するニューロンが最適化されているという。

 米・ダートマス大学の研究チームが先日、神経科学系学術ジャーナル「eNeuro」で発表した研究では、“親しみのある顔”の見え方を神経科学的に探っている。

Medical Xpress」より

 実験参加者である大学院生たちはパソコンのディスプレイ上の中央の赤い点に視線を合わせた状態で、2、3人の学友の顔の画像を瞬間的に見せられる課題を行なった。画像が表示される場所はディスプレイ上で8つに分かれており、それぞれランダムに表示された。画像が瞬間的に表示された後、参加者はそれが誰だったのか回答を求められた。

 一連の課題を行なった後、参加者は見せられた学友たちとの親密さを7段階評価で評価してもらった。

 収集したデータを分析したところ、周辺視野に表示された顔の画像の認識にはかなりのバイアスがあることが分かった。例えば右上に表示された顔は誰であれ学友Cに見える傾向があり、左下に表示された顔も誰であれ学友Bに見えるといったバイアスである。

 こうしたバイアスはある程度根強いものなのだが、しかしながら親密度が高い“親しみのある顔”については、こうしたバイアスが緩和されていることも明らかになった。つまり“親しみのある顔”は視界のどこにあってもよりよく認識できていたのである。そして認識するスピードも速かったのだ。

 研究チームは当該の人物と交流を重ねて“親しみのある顔”になる過程で、視覚的認知に関係するニューロンに変化が生じてその顔を優先的に認識するようになっていると説明している。したがって親しい人物はどこで偶然に遭遇してもいち早く気づけるのである。どういうわけかよく街でバッタリ出くわす人物というのはやはり親しみを感じている人ということになりそうだ。

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