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2018.11.13

乗ってわかったホンダ新型「CR-V」の〇と×

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 グローバルで年間70万台も売れていながら、日本市場からは一時的に撤退していたホンダ『CR-V』が再び帰ってきた。デザインのイメージは以前の『CR-V』を活かしつつも、ボディーは少し大型化された。フロントフェンダーの張り出しが、とても目立って見える。主な市場であるアメリカや中国で存在を主張していくためには、これくらい強烈でないと埋もれてしまうのだろう。

 新型のセールスポイントは、エンジンとモーターを組み合わせた待望のハイブリッドシステムと3列7人乗りシートと4輪駆動。そのハイブリッド+4輪駆動版に乗った。シートは2列5人乗り仕様。第一印象で非常に好ましいのは、モーターによる静かで、とても滑らかな走り出しだ。他社のクルマも似ているが『CR-V』のハイブリッドはその上を行なっている。

機械として優れているか?★★★★(★5つが満点)

 走行状況によって、2つのモーターが2.0L、4気筒エンジンとの組み合わせを切り替えながら駆動と発電を行なっていくが、その切り替えや切り替えた際のパワー感のつながり具合などをまったく意識させられることがないのも、また『CR-V』の美点だ。

 モーターが184psで、エンジンが145psもあるのでパワーそのものも十分以上で、余裕たっぷりだ。前後して、1.5Lターボエンジン+前輪駆動版にも乗ったが、こちらだって190psもあるのだが、ハイブリッド版に較べてしまうと違いは残酷なまでに明らかだった。走りっぷりも申し分ない。大柄なボディをしっかりと受け止めるハンドリングは信頼感たっぷりだ。乗り心地も、しっとりとしていて大変に好ましい。

 ただ、路面の舗装状況の違いによって、タイヤの擦過するノイズが大きく左右される。目の荒いアスファルトに入ると、ゴーッというノイズが大きくなってくる。また、荷室の開口部がボディの全幅の割には狭めで、かつ荷室へのタイヤハウスの出っ張りももう少し控え目であったら使いやすそうに思えた。

 メーターのロジックが古いままなのも残念だ。中央部分はデジタル化されているものの、その外側には不釣り合いなまでに大きな燃料計と水温計が鎮座している。現行の『シビック』やそのずっと前のホンダ車から、このレイアウトは変わっていない。燃料計や水温計などは小さな警告灯で済ませられるはずで、限られた操作系統の面積を無駄遣いしている。
 せっかく「ホンダセンシング」という優れた運転支援デバイスを標準装備しているのにもかかわらず、その働き具合を示すインジケーターも小さいままだ。メーターの中央部分の表示切り替えの中には使われていないチャプターもあるのだから、それを有効に活用すれば解決するのに、放置されている。これらの点以外には『CR-V』は機械としてのクルマの弱点は見当たらなかった。

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